秘書らしい気遣いで満点を狙おう!会食のお店選びの注意点!

秘書のみなさんこんにちは!ナミコです。

コロナの状況も少しずつ収まり、会食の機会も増えてきたのではないでしょうか。

そこで今回は、会食時にゲストによって気を付けている点をお伝えしたいと思います。
みなさんの会食手配の参考になれば幸いです。

メンバーに女性がいらっしゃる場合

女性の正装はドレスやスカートですよね。
ビジネスの場でも普段はパンツスタイルでも、接待の席ではスカートをお召しになる方もいらっしゃるかもしれません。

和装であれば問題がなくても、和室ではスカートの裾やひざが見えていないか、ストッキングは伝線しないかなど気になりませんか?

いざとなればあぐらをかける男性とは違い、足を崩しづらいのが女性のお客様。
中には正座が苦手な方もいらっしゃると思います。

和室は避ける心配り

特に冬場のブーツなど靴の着脱にも時間がかかりますよね。
そのため、メンバーに女性がいらっしゃる場合は、どれだけ由緒があるお店でも基本的に和室は避けるようにしています。

メニューも髪が気になる麺類や手が汚れる甲殻類、手づかみで食べる骨付きの肉料理なども初対面では選ばない方が親切かもしれません。

もちろん面識のある方に旬の蟹や牡蠣を召し上がっていただきたい!という場合は事前に先方にメニューをお伝えし、存分に味わっていただくようにしています。

お年を召した方=薄味?

私が以前お仕えしていた上司は、いわゆる「肉食派」!
とても肉がお好きでした。

ご高齢ではありましたが、お肉のパワーかお肌もいつもツヤツヤ。
そしてご当地クラフトビールの飲み比べがお好きな方でもありました。

しかし接待となると、ご年齢のためか招待されるお店は和食の料亭や精進料理ばかり。

接待翌日は「昨日は草ばっかりだったから、今日は元気が出ないよ……」と嘆かれるのが常でした。笑

そこで身内ばかりのランチや忘年会の席では、日ごろのストレスを発散とばかりにステーキハウスやダーツバー、ご当地ビールを揃えた居酒屋などにもご一緒したことも!

ご高齢の方には薄味の和食がよいのかな、と思ってしまいますが全員に当てはまるわけではなさそうです。
同じようなお店で飽きているケースも考え、さりげなくお好みをお伺いできるとよいですね。

秘書なら、なるべく残さずにすむ工夫も!

召し上げる量に関しては、可能であれば先方の秘書さんに情報収集することをオススメいたします。
お好みのものであったとしても、たくさん食べられるかと言えばそうではない場合もありますよね?

ご高齢の方であれば、食事を残すことに抵抗がある場合や、健康アピールのために、多少無理してでも召し上がる方もいらっしゃるかもしれません。

必要に応じてお店にも連絡し、食事量の調整をお願いしておくとスマートかと思います。
遠慮してしまいがちですが、お店側もSDG’sの観点から食べ残しが出ないことは歓迎してくだると思います。

食事に制限がある方がいらっしゃる場合

宗教上の禁忌がおありの方や食事制限中など、食べられる食材に制限がある方の場合、多くはご自身で情報を開示してくださるかと思います。

この場合、気を付けたいのは、ホスト側で「このメニューなら大丈夫だろう」と決めてしまうこと。

いざメニューを見てからやはり食べられないものがあった、ということだけは絶対に避けたいですよね。
目に見える素材だけではなく、出汁や調味料などにも注意が必要なことも多々あります。

食物アレルギーと同様、できる限りご本人との相談の機会を設けられることをオススメいたします。

食材のNGリストを作ろう!

実際に私が宗教上の禁忌がおありのゲストを海外からお迎えする際には、ご本人にNG食材のリストをいただくようにしています。
そして来日時には「私はこの素材が食べられません。入っていないメニューを教えてください」と日本語で書いた紙をラミネートしてご用意。
お食事の際にはお店で提示していただくようにしました。

この方法なら誰が同行しても安心できるかと思います。
よろしければお試しくださいね。

社運を左右するような重要な会食の場合

たとえば会社間の合併など、絶対に知られてはならないような重要な会合の場合。
こんな時は対応に慣れている一流ホテルや、古くからある有名料亭が間違いがないかと思います。
そのようなお店にはお手洗いも個室に1つずつあるなど、誰とも顔を合わせずにすむ工夫がされています。

さらには1日1組のみの受付や、裏口や駐車場から直接入れるようなルートを教えていただけることも。
完全にプライバシーが守られるので安心ですよね。

こういったお店は一般のお客様があまり利用しないため、グルメサイトなどの口コミページには掲載されていないことも多々あります。
中には電話番号を非公開にしているお店もありますよね。

普段から秘書の先輩や他社の秘書さんとうまく情報共有をして、いざという時のために備えておきたいですね。

代替わり後の2代目社長などお若い方がいらっしゃる場合

代替わり後の新任社長様や、まだあまり接待に慣れていないような方、あるいは外国人の方には「一見さんお断り」の有名店を選ぶと喜んでいただけるのではないでしょうか。

そんな特別なお店をご紹介することで、より深い関係が構築できることも。
そこから今後のお仕事の世界も広がるのではないかと思います。

以前京都の老舗に接待した方は「本物の舞妓さんを初めて見ました!」と感動されていたのが印象的です。
そんな思い出に残る会食をアレンジできると、秘書としてはうれしい限りですね。

時間がなくて、お好みがわからない時は

アレルギーはお持ちでなくても、味付けやお好みがリサーチできないままでお店を探す必要がある場合もよくありますよね……。

そんな時は都度食材を見て、その場で調理方法を決められるスタイルのお店はいかがでしょう。
全員同じものを注文するわけではないので、食が細くても、好き嫌いがあっても目立ちません。
苦手なものを無理して召し上がる必要もないんです。

秘書としては、さりげなくお好きなもの、苦手なものを知る機会にもなります。
また、初対面でも食材やそれぞれのお好みについて話し合うことで、場を持たせることができます。

私は、当日入荷した魚を実際に見て選べるお店がお気に入りです。
いつも珍しい魚が出てくるので、お店の方に魚の名前や調理方法を教えていただくのも楽しみの1つなんです。

デキる秘書は前後の予定も押さえておく

さらに前後の予定もわかれば完璧!
可能であれば、当日前後の会食の様子を先方の秘書さんに確認されてはいかがでしょうか。
そうすれば「3日連続で中華」のような残念な事態は回避できますよね(笑)。

秘書らしい気遣いで、商談もスムーズに!

今回は接待のお相手別のポイントを挙げてみましたがいかがでしょうか。
ご参加者のストレスにならない会場選びで、スムーズに商談が進むことをお祈りしております。

それでは秘書のみなさん、お疲れ様です!

ナミコ

現在外資系商社にて、社長秘書、総務業務全般を約10年担当
突発的なトラブルすら面白がる前向きかつ好奇心旺盛な性格で、今日も楽しくお仕事中。
日々の気づきの中、秘書のみなさんと共有したいことを発信していきますね。

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