今日なに着ていく?失敗から学ぶ、秘書の服装コーデのポイント

秘書といえばスーツというイメージの方も多くいらっしゃるようですが、他のさまざまな職種の方と同じように、その服装は会社によって千差万別。秘書だからこれを着なければならないという決まりはありません。

スーツを求められる会社もあるでしょうし、制服がある会社もあるでしょう。カジュアルな服装の方が好まれる会社もあると思います。

ただし、いずれの場合も一番に考えなくてはならないのは、秘書の印象はそのままボスや会社の印象とイコールになるという点です。清潔感のない服装はもってのほかとして、くだけすぎた服装も考えものです。上司が、自らや会社をどう見せたいと考えているかに配慮した服装を心がけるべきでしょう。

配慮に欠けて…秘書の服装での失敗談

かくいう私も、社会人1年目にはまったくそれが分かっていませんでした。

大学を卒業して最初の職場では弁護士の秘書をしていました。個人事務所だったこともありとてもアットホームな雰囲気で、来客も決まった顧問先の方が殆どだったため、多忙ではありましたが緊張感はなく、気づけば学生時代の延長のようなTシャツとデニムや、シースルー素材のトップスなど、オン・オフの境目のまるでない恰好で出勤をしていました。

そうしてしばらく経ったある日、突然上司から「スーツを2着買ってきなさい」と言ってお金を渡されたのです。細々したお説教は一切なく、そっとお金を渡された。わたしもさすがに理解しました。

法律事務所にいらっしゃるお客さまは年配の方も多く、何かしらお悩みごとを抱えていらっしゃいます。ときには相当な勇気を出してお越しくださる方もいます。そんなお客様がドアを開けて最初に出てくるのが、開きの深いVネックのカットソーやミニスカートにスパッツの若い子だとしたら、この事務所は、この先生は、本当に大丈夫か、と間違いなく不安に思われるでしょう。

少し頭を働かせれば分かることですが、当時の私にはその配慮が完全に抜け落ちていたのです。

反省を生かして、服装にも相手を思いやる気持ちを

その後すぐにスーツを2着購入させてもらい、急な来客用にオフィスに置いておくことにしました。一方で、日々の服装に気を遣うようになったことは言うまでもありません。

置いてあるスーツも活用しながら、普段はシンプルなスカートやパンツとシャツ、セットアップのニットなど、ベーシックな服装を心がけました。また、できるだけ柔らかな印象になるよう、黒ではなく、グレーやブラウンをベースにするよう意識もしました。

お陰様でそれ以降ボスから服装について何か言われることはありませんでしたが、私の中にはこの出来事が痛い教訓として刻まれています。

秘書に求められる服装のルール

それから今まで、いくつかの業界で秘書として働いてきましたが、どの業界であるにしても秘書が服装においてまず気を付けるべきなのは「品の良さ」であると考えています。

社外の方、また自分の上司からみても目上の方とお会いする機会も多い秘書という仕事柄、お相手を問わず安心感・信頼感を与えられることはとても大切です。そのためには、華美に過ぎず、品の良い服装を選ぶとよいでしょう。ベーシックな色・デザインのシャツ、ニット、スカート、ワンピースなどを揃えておけば、着回しもききます。

それだとあまりに無難すぎる、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、重要なのは自らがおしゃれに見えることではありません。それを目にする相手にどういう印象を持たれるかです。

上司の服装とのバランスを重視

新卒の頃に服装で大きな失敗をしてしまった私も何度かの転職ののち、現在はベンチャー企業で社長の秘書をしています。社員の服装には特段の決まりはないため、ダメージドデニムやスウェット姿で出社している社員もいるほどです。社内がそのような雰囲気ですから、私の上司である代表もスーツを着る機会はほとんどなく、ニットにチノパンやデニムなど、普段はカジュアルなスタイルで出勤しています。

こういう状況だと服装は本当に悩ましいのですが、品のよい服装という大前提があった上で、もう一つ気にするといいなと思うのは「上司の服装とのバランス」です。
上司と秘書は並んで立つ機会も多いため、一緒に並んでみたときに違和感がないことは良い判断基準となります。

スーツだけが正解ではない、秘書の服装

初めにも触れたように、上司が自らや会社をどう見せたいと考えているかは、ご本人の服装にも表れています。例えば私の今の上司はスーツを殆ど着ません。お相手からみて堅苦しくなく、柔和な雰囲気は、そのまま自由でおおらかな会社の印象にもつながっています。
そんな横で私がいつもかっちりスーツを着込んでいては、ちょっとちぐはぐですよね。しかも弊社の場合だと社内でもかなり浮いてしまいます。むしろ違和感しかありません。

「品よくするならスーツが間違いない!」と安易に考えてしまいますが、それが必ずしも当てはまらないケースもある、ということです。

秘書と一口にいっても業務の幅は広く、ご一緒する上司ごとにその役割はまったく異なってきます。それゆえに服装も異なってくるわけですが、品よく、上司の服装とのバランスをとっていくことで、その場に最適な服装を選ぶことができるはずです。
服装も業務の一貫と考えて、立場にふさわしい装いを心がけていきましょう。

秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!

あさひ

大学卒業後、弁護士事務所での秘書からキャリアをスタートさせ、秘書歴は10年以上。
現在はベンチャー企業の社長秘書として、1児の母として、忙しくも充実した日々を送っています♪

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