「秘書」に対しての世間のイメージとはどんなものでしょうか?
「上司のために尽くす仕事で大変そう」「受付嬢との違いがわからない」はたまた「実は上司の愛人?」なんて思われることもゼロではないかもしれません。
秘書という仕事は表立った業務が少ない上に、目に見える成果物を生み出しにくいため、いったい日々どんな業務にどのように取り組んでいるのか周囲から見えにくいですよね。
そこで今回は、秘書歴10年を越える私から、秘書の仕事とはいったいどんなものなのかを、実際の業務と過去の上司を回顧しつつお伝えしてきます。正解のない秘書業務にまさに悩んでいる現役秘書さんなら「そうそう!」と思っていただけるかと思いますし、今後秘書を目指される方のご参考になれば幸いです。
目次
そもそも秘書の仕事って?
秘書の仕事を一言にすると「上司の仕事のサポート」ですよね。多忙な上司をあるゆる方面からサポートしていきます。自分の上司がさらにパフォーマンスを発揮できるかどうか、これは秘書の手腕にもかかっていると言えます。
そして、そのうえでポイントとなることは「秘書の仕事は千差万別であり、正解がない」ということです。なぜか?それは上司によって秘書に求めることが全く異なるからなのです。
したがって、上司が変わった途端、秘書はまるで別人のように仕事のやり方を変える必要があります。
私はこれまで3名の会社役員の秘書として仕事をしてきましたが、それぞれの上司によって業務内容が大きく異なっていました。