秘書としても気になる!「育ちがいい」とはどんな人?周りに与える影響は?

秘書のみなさん、こんにちは! まりこです。

さて、みなさんは「育ちがいい人」と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?
さっそくですが、まずは私の体験談からスタートしたいと思います。

先輩秘書の所作の丁寧さに感動!

私が某外資系企業で勤務していた時の先輩に、とても素敵な方がいらっしゃいました。
どんなに忙しい時も、誰かに話しかけられたら必ず手をとめて、相手の方に向き直り、しっかり目を見て話す

当たり前のことかもしれないのですが、PC画面を見た状態のまま話を聞いたり、「ちょっと待ってください!」と遮るようなことは一切されません。
廊下で他部署の方とすれ違った際は、足をとめて、きちんと手を前で組み、「こんにちは」「お疲れ様です」と笑顔で挨拶されていました。

一つ一つの所作がとても丁寧で、本当に素敵。
私も真似をしてみましたが、続けるのはかなり大変で、早々に断念(笑)。
それを自然に体現されている先輩はとっても素敵だな~と改めて尊敬しました。

育ちのよさは後からでも身に付く?

私も先輩のようになりたい……。
けれどにじみ出るような育ちのよさは、私のような猪突猛進タイプの人間であっても、身にけることができるのだろうか……?
そんな私の悩みを解決してくれたのが、こちらの書籍です。

書店での売れ筋TOP10に必ずといっていいほど入っているので、見かけたことのある秘書さんも多いかもしれません。

著者はマナー講師をされている諏内 えみさん。
育ちの良さと本物の品が身につく!と話題の書籍です。

内容はシンプルで、食事の際のエチケットやさりげない心遣いについて、すぐにでも実践できそうな内容ばかり。
秘書さんの必読書としてオススメします。

こちらの本は、秘書業務にも役立ちますよ!

秘書になると、場合によっては会食に同席することもありますよね。
カジュアルなお店ならそれほど困らないかもしれないですが、料亭やフレンチのようなハイクラスの場所でのお食事の前、「正しいマナーって何だっけ……」とマナー本で確認した経験はありませんか?
(私は全力で確認していました)

うっとりするような立ち居振る舞いをされる方を見ると、美しいマナーや落ち着いた所作は、一朝一夕で身につくものではないと痛感します。
日々の積み重ねがその方の品格を作るんだろうなとしみじみ感じるものです。

そんな私も、この書籍の「食事のマナー編」を読み、普段から気をつけることで「美しい立ち居振る舞いの一歩に近づけるのではないか」と希望を持たせてもらいました。
お箸の扱い方など「すでに知ってますよ~」という知識も多いかもしれないのですが、更に品良く見せる方法など、すぐに実践できることを伝授してくれる本なんです。

育ちのいい人は、人を傷つける発言はしない

もう1人私が尊敬しているAさんは、決して人を傷つけるような発言をしません。

「あの人って本当に気が利かない!そう思わない?それにこの間ね……」と噂話が始まりそうになった時。
Aさんは「おっとりしていらっしゃる方よね。ちょっとこれから私、来客準備があるので、またね~」と、噂話には入らず、人を傷つけない言い方に言葉を変換し華麗に会話を切り上げます。

また、Aさんは私ならむっとしてしまう様なことを誰かに言われても、決して顔に出すようなことはしません
一度、Aさんが社内の方から強く責められている場面を見たことがあります。
明らかに八つ当たりのように見えたので、思わずAさんに「大丈夫ですか?さっきの○○さんの言い方、とてもキツかったと思います」と聞いてみました。

すると「確かに鋭い言い方でしたよね。お昼前だったから……もしかしたらお腹がすいてイライラしていたのかもね。ま、切り替えて私達もランチにしましょう!」とポジティブに変換していました。
こんな風に気持ちを切り替えるのもとっても上手なんです

Aさんが色々な方から信頼される理由も分かります。

秘書ならば、共有スペースでの配慮も重要!

共有スペースでの行動って、実は意外と見られているものです。
例えば、自分が使用した備品の片付けや、歯磨きをした後の水回り……など。

後から使う人のことを考えて配慮をしている方は、きっちりした人という印象を与えますよね。
共有スペースならば、備品を定位置に戻したり、水回りはサッと水滴を拭いて綺麗にしておくという配慮です。
手を洗った後にぱっぱと空中で手を振り水滴を払い、周辺がびちょびちょ……という行動は気分の良いものではないですよね。

「自分が使う前よりも綺麗にする」ことを心掛けて行動すると「配慮ができる人」=「育ちのいい人」と思われること間違いなしです!

まだまだある!育ちのよさがコミュニケーションを気持ちよくする例

自社ビルでも「我が先に!」とばかりにズンズンとエレベーターに乗り込み、一目散にエレベーターから降りるのは、育ちの良い振る舞いとは思えませんよね。

先ほどご紹介した書籍では、エレベーターで気を付けるべきマナーや気持ちの良い振る舞いなども学べます。
小さな配慮かもしれませんが、その配慮のおかげで一期一会の場が、気持ちの良い空間になりますよ。

また、書籍で特に素晴らしいなと思ったのが「言葉の変換」です。
何気なく放った一言が、人を傷つけてしまったり、意図せず悪く言ってしまっているかもしれません。
そんな言葉をオブラートに包んだ言い方に変換する方法を教えてくれるので、とても勉強になりました。

このようなご時世なので、いつもより人への配慮を心掛け、気持ちの良いコミュニケーションができるよう気を付けていこう、と改めて思いました。

それでは秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!

まりこ

院長秘書など経験。
現在は講師の仕事を中心にエディター/ライターなどマルチポテンシャライトとして複数の仕事をしています。
取得資格は秘書検定1級をはじめ20以上。日々、何かしら勉強しています!

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