感謝やお詫び、気遣いを丁寧に伝える!秘書の格上げフレーズ10選

秘書のみなさん、こんにちは! Emilyです。

ビジネスのあらゆる場面において、私たち秘書の対応1つひとつが会社の印象を左右しますよね。

とくに、重要なお取り引き先への対応や改まったシーンでは、言葉の選び方がとても大切です。
適切なフレーズを用いることで、相手に対する敬意や誠意を伝え、信頼関係を築くことができます。

そこで今回は、感謝やお詫び、気遣いを丁寧に伝えるための「秘書の格上げフレーズ10選」をご紹介します!
ぜひチェックしてみてくださいね。

深謝いたします

「深謝いたします」は、とくに深い感謝の意を伝えたいときに使うフレーズです!
「ありがとうございます」や「感謝いたします」と比べて、より一層の誠意と感謝の気持ちを強調することができます。

そのため、通常の感謝の言葉では足りないと感じる場面や、特別な配慮や協力を受けた際に使用するのがオススメです。

上司やお取引先、お客様などに対して使用することで、信頼関係の構築に役立つかと思います!

感じ入っております

こちらは、相手の配慮や心遣いに対して深く感謝し、感銘を受けていることを伝える際に使えるフレーズです!
感謝の言葉とあわせて使うことで、相手の行動に対する感動をより深く表現することができます。

私は以前、自分がリーダーを務めた社内イベントで多くの同僚にサポートしてもらったことがありました。
イベント後にお礼のメールを送る際、単に「ご協力ありがとうございました」だけでは味気ないと思い、以下のように表現したんです。

「この度のイベント運営において、多くの皆様のご協力をいただき、心より感じ入っております」

こうすることで、相手に対する敬意や感謝の気持ちを一層強調することができますよね。
多くの関係者と連携する秘書として、覚えておきたいフレーズです!

陳謝いたします

こちらは、深く謝罪の意を伝える際に用いる丁寧な表現です!
単に「申し訳ありません」や「すみません」と言うよりも、より正式で重みのある印象がありますよね。

なお、陳謝の「陳」には「述べる」という意味が含まれています。
そのため、このフレーズは必ず事情を説明した上で使用すると覚えておきましょう!

とくに重大なミスや迷惑をかけてしまった場面では、相手に納得してもらえるよう事情を明確に説明する必要がありますよね。

以下のように、原因や経緯の説明につなげて使うとスマートですよ。

「この度は弊社のご案内不足が原因で、多大なるご迷惑をおかけし、陳謝いたします」

私の不徳の致すところでございます

「不徳」とは「徳がないこと」や「道徳的に欠けていること」を指すため、このフレーズは「自分の行動や判断が不適切であった」という意味合いの言葉になります。

以下のように、人為的なミスや失態をおかした際に使うとしっくりきますよ。

「〇〇様のお名前を間違えてしまったのは、私の不徳の致すところでございます」

また、会社の窓口となる秘書が社外の人に対して「担当者のミスです」などと伝えると、責任転嫁しているような印象を与えてしまう可能性がありますよね。
そんなときにも、このフレーズを用いることで「自分の至らなさ」や「会社としての不手際」というニュアンスを含めることができます!

恥じ入っております

秘書でも、うっかりミスをしてしまうことはありますよね。
そんな「恥ずかしい失敗をして、反省しています」という気持ちのときに使えるのが、こちらのフレーズです!

たとえば、以下のように使うことができますよ。

「この度の提出書類の遅延につきまして、ご迷惑をおかけし、誠に恥じ入っております」

自分の過ちを真摯に認めて素直に謝ることは、秘書としての誠実さと責任感を示すためにも不可欠ですよね。

ご寛恕ください

「どうかご寛大なお心でお許しください」という意味をもつフレーズで「ご寛恕(かんじょ)ください」と読みます。
たとえば、以下のように使うことができます。

「先ほどお送りしましたメールに誤字がありましたこと、誠に申し訳ございませんでした。どうかご寛恕ください」

「ご容赦ください」に似ていますが「ご寛恕ください」は日常ではあまり使われないビジネス用語なので、より改まった印象を与えることができます!

善処をお願い申し上げます

取引先との間で何か問題が発生したり、改善が必要な状況が生じたりすることもあるかもしれません。
そんなとき、相手に対して速やかな対応をお願いするのに使えるのがこちらのフレーズです!

たとえば、以下のように使います。

「配送トラブルの件につきましては、至急善処をお願い申し上げます」

秘書として、トラブルの際にも冷静さと丁寧さを保ちながら、相手に対して迅速な行動を促す必要がありますよね。
いざというときのために、覚えておきたいフレーズです!

諾否をお聞かせいただけませんか

「諾否(だくひ)」とは「承諾するかしないか」という意味です。
そのため、このフレーズは以下のように使うことができます!

「来週の会食について、ご出席の諾否をお聞かせいただけますでしょうか?」
「こちらの提案書をご確認いただき、諾否をお聞かせいただけますと幸いです」

秘書の仕事では、質問や提案、招待への返事を催促するシーンも多くありますよね。
このフレーズをサラッと使いこなせれば、秘書としてのプロフェッショナルな印象を引き立たせることができるかと思います!

さぞやご心痛のこととお察しします

相手の辛い状況や心の痛みを理解し、共感を示すべき場面もあるかと思います。
そんなときに使えるのが、こちらのフレーズ!

たとえば、以下のようなシーンです。

「予期せぬトラブルに対し、さぞやご心痛のこととお察しします」
「ご家族のご病気について、さぞやご心痛のこととお察しします」

秘書は上司の知人のお見舞いに行ったり、関係者の葬儀に参列したりすることもあります。
そんなとき、お相手の辛い状況に対して深い共感と配慮を言葉で示すことも大切ですよね。

お加減はいかがですか

こちらは相手の健康状態や気分を気遣うためのフレーズです!

私の経験談ですが、以前、役員が自宅の階段から落ちてケガをしたため、欠勤されるとの連絡がありました。
数日後に職場復帰したその役員とたまたまエレベーターでお会いしたのですが、そのときもまだ全身が包帯だらけだったんです……!

驚いた私は一瞬言葉を失い、その後なんとか絞り出したのは「だ、大丈夫ですか……?」のひと言。
「お加減いかがですか?」とスマートに伝えられたら良かったな、と後悔した出来事です……!

ビジネスシーンにおいても、相手の体調や気分を気遣うことは信頼関係を深めるためにとても重要ですよね。
いつでもすんなりと口にできるよう、頭に入れておきたいフレーズです。

秘書として、丁寧な言葉づかいを

今回は、感謝やお詫び、気遣いを丁寧に伝えるための「秘書の格上げフレーズ10選」をご紹介しました!

日々の業務の中でこれらのフレーズを自然に使いこなすことで、周囲との円滑なコミュニケーションを促進し、ビジネスの成功に貢献することができます。

場面に即した丁寧な言葉づかいを心がけ、秘書としてのスキルを磨いてまいりましょう!

それでは秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!

Emily

企業の秘書室に所属し、社長秘書や会長秘書を経験。その後、2023年に独立し、フリーランス秘書へ!働き方やライフスタイルのこと、自分なりの考え方など、企業秘書・フリーランスの両面から幅広いテーマで記事を書いていきたいと思っています!

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