秘書のみなさん、こんにちは!
これから秘書を目指す方、すでに秘書としてご活躍の方が「なにか資格を取ってみようかな…」と思ったら、まず最初に思いつくのは「秘書検定」ですよね。
でも本当に有利な資格なのか、どんなメリットがあるのか、あまり知られていないかと思います。
今回はそんな「秘書検定」についてお伝えしていきます!
目次
「秘書検定」は1つではない!
秘書に最も身近な資格である「秘書検定」。
秘書として必要な知識や技術を問う試験となっていますが、実際には秘書以外の方も受験しているようです。
そして、実は秘書に関連する検定は本当に数が多いのです!
まず、今回ご紹介する「秘書検定」とは、公益財団法人実務技能検定協会が運営・実施する「秘書技能検定試験」の略称となります。
この検定で問われることは、ざっくりと説明すれば、秘書になるための一般常識や業務に関する知識、技術といったことについてです。
ご参考までにその他の秘書関連の資格をご紹介すると、海外にも秘書検定は存在するようです。
もちろん英語での出題・回答になりますが、IAAPという団体が実施する「米国秘書検定(通称CAP)」はその1つ。
日本でも受験が可能とのことなので、米国で秘書の経験を積みたい方や英語で秘書業務を遂行している方はぜひ調べてみてくださいね。
また、特定の専門分野に特化した秘書検定もあります。
例えば医療系の秘書向けには「医療秘書技能検定」があります。
専門に特化した秘書を目指すなら、検定もしっかり選んだ方が有利になるケースもあるかもしれませんね。
とはいえ、ここでは一般的な秘書検定となる、「秘書技能検定試験」についてや、一般的な秘書として必要な資格について紹介しましょう。
「秘書検定」は秘書業務において必須!?
秘書として働く場合、秘書検定が有利に働くこともあれば、そうではない場合もあります。
というのも、弁護士や医師とは異なり、秘書検定がないと秘書として働いてはダメ、という決まりや制約がないのです。
したがって、秘書業務の経験は長いけれど秘書検定やビジネス系の資格は何もありません、という秘書さんも多いかと思います。
もちろん資格をお持ちでなくても、きちんと業務を遂行していらっしゃる方ばかりです。
秘書検定を持っていなくても秘書として働くこと自体に問題はない、ということを証明しているかと思います。
それではどういうシーンで有利になるでしょう?
順に見ていきたいと思います!
どんな人が「秘書検定」取得を目指す?
まず、「今後秘書として働きたい人が取るための資格」という側面はとても強いと思います。
これから秘書として経験を積みたいと面接でアピールする際、履歴書の資格欄に「秘書検定〇級」と記載があれば、やる気を証明することに繋がるかと思います。
また、特に秘書検定の1級はとても難しく、合格率も20~25%程度といわれる難関資格です。
1級は試験の実施回数も年に2回と少なく、合格するためには面接もあります。
秘書検定1級を保持していることは、ビジネスパーソンとして魅力的な人材だとアピールすることに繋がると言えますね。
次に、これから社会に出る学生さんが秘書検定に挑戦するという話もよく聞きます。
この場合は、試験勉強を通して社会のことを知り、オフィスで働くためのビジネスマナーを知ることが目的になるかと思います。
適切なレベルとしては3級や2級ですね。
試験勉強を通して、実際に働くイメージがつかみやすくなると思うので、とても有意義だと思いますよ。
同時に、秘書検定は事務職希望者にとっても魅力的な資格である側面もあります。
秘書検定の合格を目指して勉強している方の中には秘書ではなく、一般事務での就職を目指している方も多いと思います。
事務として一定のキャリアを積んでから目指す方はあまり多くないかもしれませんが、ビジネスマナーは時代の変化とともに変わっていくものですよね。
時代の流れに対応したり、改めて学び直すために秘書検定の試験を受けることも業務のプラスになるかと思います。
「秘書検定」を受けるメリット
上述の通り、秘書検定はこれから就職活動を始める方、転職を考えている方にとってメリットが大きい資格と言えそうですね。
ただし、資格の勉強で学んだことが全てではありません。
地域性や、会社ごとの個性、もちろん上司の特徴によって、実際の秘書業務は柔軟な対応が必須!
状況や目的をしっかりと把握して、瞬時に判断できる能力が必要とされます。
「秘書検定でこうやって習いましたので…」と型どおりの対応をしようと思っても、現実はなかなかうまくいかないもの。
そこが秘書の大変さであり、面白さでもあります。
秘書検定は男性でも受けられる?
ちなみに、秘書検定を受けるのに年齢・性別などの制限はありません。
したがって、男性でも受験する方はいますし、もちろん資格を持っている方もいます。
ただし、女性が多く取得している資格のため、試験会場も女性中心で男性は「珍しい」かもしれません。
年齢にも制限はありませんが、一部の秘書関連資格の検定では下級の試験に合格しないと上級試験を受験できない場合があります。
例えば一般社団法人日本秘書協会が行う「CBS(国際秘書)検定」は、下級である「プライマリー試験」に合格していないと、上級である「ファイナル試験」を受験できません。
一方、一般的に秘書検定と呼ばれる秘書技能検定試験ではどの試験も制約はないので、いきなり1級からでもOKです。
秘書としてやる気を見せたい、そんな時に!
いかがでしたか?秘書検定について少しイメージが湧いてきましたか?
弁護士や医師免許などの資格と異なり、資格がなくても業務の遂行が可能な秘書。
それでも勉強をして資格を取得するなら、その意味や目的をしっかりと明確にすることをオススメします!
そして、必ず合格を目指してくださいね。応援しています!
秘書のみなさん、今日もお疲れ様です!
元秘書です!現在は秘書の経験を生かして広報として活動しています。
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