秘書だってジェンダーレス!こんな男性秘書が実際に活躍中!

秘書のみなさん、こんにちは!Emilyです。

雇用における男女平等が重要視される現代。
秘書の仕事ももちろん例外ではありませんよね。

しかし、実際にはまだ「秘書」という言葉に女性をイメージしてしまうという方も少なくないかもしれません。
中には、そのイメージがハードルとなり、秘書を目指すことを躊躇してしまうという男性もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、私の周りで働く男性秘書の活躍を記事にしてみました!
秘書を目指してみたい男性や、身近にロールモデルとなる男性秘書がいないという方の参考になれれば幸いです。

力仕事もお任せ!体力自慢の男性秘書A氏

まずは私の同僚で、体力が自慢のA氏をご紹介します。

彼は人事部から秘書室へ異動してきたばかりの新人秘書さん。
キックボクシングが趣味という彼は、日頃から筋トレを欠かさず、体力が何よりの自慢だそう。
秘書の仕事に体力や筋力は関係ないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそんなことはありません!

例えば、社外で行われる会議やイベント。
荷物の運搬や会場設営など力仕事も多く、女性だけで準備や片付けをするのは骨が折れます。
そんなときに大活躍してくれるのがA氏です!

人事部時代から合同説明会や入社式などイベント運営に慣れていたこともあり、異動当初から「自分やります!」とあらゆる力仕事を難なくこなしてくれました。
私たちも男性相手だとお願いしやすく、本当に助かっています。

また、他にはこんなことも。
先日、上司から銀行の担当者にアポイントを取るようにとの指示がありました。
なんでも、近々キャッシュを引き出す予定があるとのこと。
銀行側で予め準備をしておいてもらうために上司に希望額を伺うと、かなりの高額であることが分かりました。

上司は「個人的なことだから」と1人で来行するつもりだったようですが、秘書としてはセキュリティ面や荷物の重量なども心配なところ。
そこで、A氏がボディガード代わりとなって同行することを上司に提案してみました。

上司も「個人的なことで申し訳ないが、A氏が来てくれるなら安心だ」と了承してくださり、当日の取引も無事終了。
彼は上司にとっても、私たち同僚にとっても、本当に頼りになる存在です。

どこまでもお伴します!?フッ軽秘書のB氏

2人目は、私の知人で、他社で広告宣伝部長の秘書を務めるB氏です。

仕事柄、締め切り前は残業や休日出勤も増える部長。
秘書には「勤務時間を合わせる必要はない」と言ってくれるそうですが、独身で時間に融通の利くB氏は、自ら上司の勤務時間に合わせて柔軟に働いているそうです。

また、B氏はお酒好きという点でも上司と気が合うそう。
コロナ禍以前には、大きな仕事が終わると必ず遅くまで(ときには朝まで!)2人で飲み歩いていたとのことでした。

朝から晩まで上司に仕える彼の忠誠心とフットワークの軽さには、同職の私も脱帽です。
話を聞いていると、やはり一緒に過ごす時間が長い分、上司と打ち解けた関係を築けているようでした。
上司としても、男性相手だと気兼ねなく時間を共にできるのかもしれませんね。

共通の趣味で公私ともに上司の良きパートナー!C氏


3人目は、同じ会社の別の役員についている秘書、C氏です。

ゴルフ好きの上司に付き合ってゴルフを始めたC氏。
初めは嫌々という感じでしたが、いつの間にかゴルフの面白さに魅了され、今では休日の度に上司とゴルフ場へ出かけています。

ゴルフ場は大人の社交場などと言われるように、ゴルフを通じて広がる交友関係も多いもの。
C氏は休日も仕事さながらに、上司とゴルフ仲間との交際サポートやプレイ日の調整、ゴルフ場の予約までこなしているそうです。

仕事においても、取引先との接待ゴルフや社内コンペの開催が決まればいつも率先して幹事を務めるC氏。
大変そうに見えますが、本人曰く「大好きなことなので全く苦ではない」とのことでした。

ときに仕事とプライベートの線引きが難しい秘書の仕事ですが、C氏のように趣味を通じてその辺りを柔軟に対応できる秘書は、公私ともに上司の良きパートナーとなれるのかもしれません。

高いスキルで上司の右腕に!コンサル出身秘書のD氏

最後はかつての私の同僚で、コンサルティング会社から転職してきたD氏のご紹介です。

前職で磨かれた論理的思考力やコミュニケーション能力、データ分析力など、高いスキルを持ち合わせていたD氏。
それまで秘書には仕事の込み入った話をしてこなかった上司も、彼に対しては進行中のプロジェクトに関する意見を求めたり、相談をしたりするようになりました。

秘書としての立場はわきまえつつも、上司の期待に応えるように自分なりの意見を伝えていたD氏。
前例にとらわれない攻めの提案や、上司とは違った観点での気づきも多く、上司を唸らせる場面も少なくありませんでした。

こうした姿勢が高く評価され、提案書の作成など、それまで秘書が行っていなかった業務も徐々に上司からD氏に任せられるように。
1年後には、本来役員しか参加しない重要な会議にも「書記」という立場でD氏が参加するようになりました。

企業によっては、このように秘書が補佐業務の範疇を越えて、上司の右腕として活躍するケースも増えているそうです。
語学力や専門スキルを求められたり、秘書ではなく「エグゼクティブアシスタント(=EA)」などと呼称されて、より多角的な活躍を期待されたりすることもあるそう。

性別にかかわらず、「企業のトップ層の側でバリバリ働いてみたい」「自分のスキルを試してみたい」と思う方は、こうした新しい秘書像に挑戦してみるのも楽しいかもしれませんね。

秘書の仕事も能力で評価される時代!

私の身近な男性秘書4名をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
一口に男性秘書と言っても、その活躍ぶりは三者三様ですよね。

秘書の仕事は本当に多岐にわたりますので、彼らのように、どんな強み・特技・経験も、活かせるシーンがきっと見つかると思います。

今は仕事も性差ではなく、能力で評価される時代。
重要なのは性別ではなく、秘書としての素質や上司との相性、そして何より秘書として活躍したいという強い気持ちなのではないでしょうか。

みなさんも、「秘書=こういう人」というステレオタイプにとらわれず、自分らしい活躍の仕方を見つけてみてくださいね。

それでは秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!

Emily

企業の秘書室に所属し、社長秘書や会長秘書を経験。その後、2023年に独立し、フリーランス秘書へ!働き方やライフスタイルのこと、自分なりの考え方など、企業秘書・フリーランスの両面から幅広いテーマで記事を書いていきたいと思っています!

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