秘書のみなさん、こんにちは!ナミコです。
みなさんの中には、これから秘書のお仕事を目指そうとされている方、また、秘書としてのステップアップを考えている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時にチェックするであろう求人サイトについて、それぞれの特徴と利用時のちょっとした注意点をお伝えしたいと思います。
みなさんの就活の一助となれば幸いです。
目次
「秘書 募集」でぽちっと検索♪
みなさんは現職に就かれた際、どのように情報を得ましたか?
お手軽に「秘書 募集」でぽちっと♪された方もいらっしゃると思います。
すると、ずらりとヒットする広告や求人内容……。
様々な求人を見ていると、以下のような求人サイトにたどり着かれる方が多いのではないでしょうか。
①ハローワークインターネットサービス
②転職エージェントサイト
③派遣会社求人サイト
では、1つずつ特徴を見ていきましょう!
①ハローワーク
厚生労働省職業安定局が運営している、公共の職業検索サイトです。
老若男女、お仕事を探している人なら誰でも無料で利用できます。
また、事業所側も無料で求人を出せるので、件数がダントツに多いのも特徴。
ただしその分自分に合った求人が探しにくい、と感じることも……。
一見非効率にも見えますが、それはどんな環境の方にも平等に応募機会を設けるという大前提があるから。
同じく公の施設である行政機関や国公立の病院、学校、図書館や研究機関などの求人は必ずハローワークで取り扱いがあります。
例えば「国会議員秘書」や「大使館職員」の求人を誰でも見られるのはハローワークだからこそ!
もちろん全国どこからでも応募ができます。
すぐに転職する予定がなくても、希望に近い求人や企業名を指定して検索することもできます。
その過程で思わぬ「運命の出会い」があるのも、ハローワークならではかと思います。
さらに厚生労働省管轄の施設としては、こういったものもあります。
- 若年層に向けた就職支援機関のジョブカフェ
- 女性向けのマザーズハローワーク(マザーじゃなくても利用できます!)
- 有資格者による職業相談、履歴書の書き方や模擬面接まで教えていただけるサービス(詳細はこちら)
こちらも各都道府県に設置されていて、すべて無料で利用できるんです。
何を隠そう、私はこのサービスを隅々まで享受した過去があります。
昔の「職安」のイメージは大きく刷新され、施設は市街地の中心部に設置されていることも多いようです。
地域によっては給茶や託児サービス付きのセミナーなどもあり、きめ細やかな対応に感動しました。
在職中でも利用できますので、こちらも機会があれば積極的に利用されてみてはいかがでしょうか。
②転職エージェント
すでに秘書としてのお仕事をされていて、ステップアップを考えている方は、利用されたことがあるかもしれません。
転職エージェントの業務内容は、簡単に言えば、「企業と求職者のマッチング」の役割。
晴れて採用が決まれば、企業側が紹介手数料を支払います。
企業側は欲しい人材を担当者に伝えるだけで効率的に面接できるため、利用することも多い印象です。
転職希望者側もスキルや経験を登録し、担当者に希望を伝えてオファーを待つという流れなので在職中でも対応しやすいですね。
もちろん条件に合わないオファーは断ることもできますし、プロフィールや希望条件の変更も自由。
登録時に担当者と面談をする場合もあれば、まずはデータだけで登録可能なエージェントも。
優秀な人材はどこでも引っ張りだこなので、複数のエージェントと契約している企業も多いものです。
当社もいくつかのエージェントと契約しており、中途採用として入社された方も多数いらっしゃいます。
さらに、業界や地域、外資系等に特化したエージェントなどもあります。
中には登録時に英語での履歴書、職務経歴書が必須というケースも。
やみくもに登録するのではなく、ご自身のご希望に合いそうなところを選ぶのが理想の働き方への近道かと思います。
③派遣会社
派遣社員として働くメリットは、就業期間や時給などの融通が利きやすいことです。
また、全く未経験で秘書のお仕事を目指される場合、まずは派遣社員でトライしてみるのも選択肢の1つです。
その際は秘書としての経歴を証明するものがないので、英語や秘書検定など秘書業務に必要と思われる資格取得や、現在勉強中であるなど熱意が伝わる方が就業しやすいかもしれませんね。
派遣期間満了後は直接雇用として、派遣先に就職できる可能性もあります。
そんな派遣の求人で注意したいのは、「同じ企業の同じ職務でも、紹介される派遣会社によって待遇が違うことがある」ということ。
応募したいと思う求人があれば、同様の求人がないかいくつかの派遣会社を見比べてみることをオススメします。
直接雇用とは違い、派遣スタッフのお給料は就業先が直接支払うわけではありません。
派遣会社から企業に請求される毎月の請求書には、派遣会社が手数料として受け取る金額も合算した総額が記載されているのです。
よって、派遣スタッフに支払われる実際の金額は、就業先にはわからないんですね。
企業側は、応募の間口を広げるため、1つの求人をいくつもの派遣会社に依頼するのはよくあること。
そのため、似たような求人票だと思ってよくよく見てみると同じ案件だったということもあり得ます。
極端な例えですが、同じ業務を担当している派遣スタッフ全員の待遇が違うということも十分あり得る話です。
可能であれば複数の派遣会社に登録し、時間をかけてじっくり検討してみてくださいね。
また派遣スタッフには必ず派遣会社の営業担当者がつきますが、この担当者との相性も重要です。
日頃から懇意にしておくと、ちょっとしたことでも相談しやすくなりますし、時給アップ交渉もスムーズ。
新たなお仕事情報を教えていただけることもあるかもしれません。
他にも……学校推薦や知人の紹介など
いわゆる「縁故」採用です。
割合は少ないかもしれませんが、秘書という職種上、ボスとの相性や秘密保持は重要な要素。
そのため、今でも知人やお取引先、母校などボス自身の人脈を使い、素性がわかっている方の中から秘書を採用するケースもゼロではありません。
私の同期や後輩にも、ボスと同じ大学出身者や、知人の紹介で入社された方もいらっしゃいました。
採用ルートが違うとは言え、スキルやお人柄も素晴らしい方ばかりでした。
可能性は低いかもしれませんが、お仕事をしたい場合は周囲に声をかけてアピールしておくのも1つの手段ではないでしょうか。
思わぬところからお声がかかるかもしれません。
就職活動の前に、秘書としての働き方のイメトレを!
ひとくちに秘書と言っても、職場によってメインのお仕事はさまざま。
自分の希望が役員秘書のイメージなのか、営業アシスタント、あるいはグループセクレタリーなのか……ご自身の理想の働き方を日頃からイメージすることで、理想に近いお仕事が見つかる確率も増えるかと思います。
みなさんが楽しくお仕事できるようお祈りしています。
次回は具体的な求人内容のチェックポイントをお伝えしたいと思います。
それでは秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!
現在外資系商社にて、社長秘書、総務業務全般を約10年担当
突発的なトラブルすら面白がる前向きかつ好奇心旺盛な性格で、今日も楽しくお仕事中。
日々の気づきの中、秘書のみなさんと共有したいことを発信していきますね。
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