これが秘書のリアルな転職事情!私の実体験をお話しします!

秘書のみなさん、こんにちは。サヤです。

最近、転職サイトや転職エージェントのテレビCMやインターネット広告をよく目にしますよね。
それらを見て転職を意識し始めた、もしくは、すでに「転職すべきか?今の会社にとどまるべきか?」と悩んでいる秘書さんもいらっしゃるかもしれません。

新卒で入社した会社で役員室に配属され秘書となった私、実は秘書として3度の転職を経験しています。

そこで今回は、転職を意識されている、もしくは悩まれている秘書さんのお役に立てればと思い、私の転職経験をお話しさせて頂きます!

秘書として3度、転職をした理由

秘書に限らず、一般的に転職を考える主な理由は以下の通りかと思います。複合的なケースもあるかもしれませんね。

  • キャリアアップ、キャリアチェンジ
  • 給与面での不満
  • 会社や業界の将来性への不安
  • 残業・休日出勤過多
  • 身体的・精神的な不調
  • 人間関係の悩み
  • 企業文化・風土への不満
  • 受け入れ難い異動
  • 結婚/出産/育児
  • 介護/看護
  • 家族の転職/転居 など……

ご参考までに、私が転職を思い立ったきっかけをお話しますね。

1度目の転職理由は「キャリアアップ」でした。

新卒で入社した会社で一定年数が経過、自身の秘書としての仕事の幅に変化が感じられず、マンネリ状態でした。
「他の会社で秘書として通用するかチャレンジしてみたい!」と、思い切って転職することにしました。

2度目の転職は「受け入れ難い異動」が理由でした。

1回目の転職を経て入社した会社では、なんと上司も入社間もないという状況!まさに二人三脚で奮闘する日々を送ることになります。
苦労しながらも、秘書業務に邁進していました。

しかし、その上司があらたに別の会社にヘッドハントされ退任されることに……。
後任の方が前職からの秘書さんと一緒に入社されるとのこと、私は他部署に異動することになりました。

初めての秘書以外の仕事も興味深いものではありましたが、秘書の仕事への心残りもあり、また、当時、社内に空いている秘書ポジションもなく、再び転職を決意したのです。

そして、3度目。「会社の将来性への不安」が理由でした。

3社目に入社当時、同社は投資ファンドに買収された直後でした。
日々、会社の変化が激しく、経営陣の近くで働く秘書にとっては、まるでジェットコースターに乗っている感覚でした。

ある意味、刺激的で多くを学びましたが、会社の行く末に不安もあり転職を決めました。

転職を決断するまで。秘書の心の葛藤、その整理法

先ほどお話させて頂いた私の転職理由は、さらっと書きましたが、もちろん、転職を決断するまでに色々と悩みました。
例えば、下記は最初の転職を決断するまでの私の心の葛藤です。

転職できるだろうか? 自分は評価に値するだろうか?
すべて落ちたら立ち直れないかも……

でも、やっぱりこのままではイヤだな。秘書としてステップアップしたい!
そのために、今の環境から飛び出してみよう!

とは言え、転職先で上手くやれるだろうか ? 失敗に終わったらどうしよう?
今のままの方が楽かもしれない……

今の会社であと〇年、自分の未来が描ける?いや、描けない。
やっぱり、チャレンジしてみよう!

……こんな感じでした。
かつての私のように、あれこれ悩まれている秘書さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

その時のご自身を取り巻く環境、ご自身が置かれた立場、年齢、景気など、必ずしも転職できる状況にあるとは限りませんよね。

ただ、心のどこかで「現状を変えたい!」「新しい世界で挑戦してみたい!」と思っている方は、

  • 転職によるメリット/デメリットを書き出してみる
  • 転職情報をチェックしてみる
  • 身近に経験者がいればヒアリングしてみる

……など、行動を起こしてみてはいかがでしょうか。

そのうえで、「自分にとって今は環境を変えない方がベター」という結論に至ったのなら、それは自問自答された末の「選択」。
後悔も少ないと思います。

転職活動が上手くいかない時の対処法

意を決して転職活動を始めたものの、なかなか書類が通らない、いくつ面接を受けても採用されないと落ち込みますよね。

私はそれまでのキャリアや人間性を否定されたような気持ちになり、転職をあきらめかけたこともありました。

落ち込みながらも私がやっていたのは、「何がいけなかったんだろう?」と振り返ることでした。
特に、上手くいかなかった面接は自分でもわかるので、NGポイントをリストにして、次は同じ失敗を繰り返さないようにしていました。
おかげで、面接を重ねるごとに、よい意味で「面接慣れ」していきました。

そして、私がいつも自分に言い聞かせていた言葉があります。
「焦らず、急いで」です。

一見、矛盾しているように聞こえますが、ここでの「焦らず」は、上手くいかないからといって自暴自棄にならないこと、焦って不本意な求人への応募に無駄な時間とエネルギーを費やさないことを意味します。
一方、「急いで」は、在職中、離職中にかかわらず、ある一定期間、集中して活動することを意味します。

中することで転職活動への意識が研ぎ澄まされ、徐々にレベルアップしていく。そんなイメージです。

このように、上手くいかない時も、できる限り自身と向き合いながら転職活動を進めていきました。

「転職への一歩」に悩める秘書さんへ

実は私、3度の転職ではいずれも、たくさん応募して、ほとんど落ちて、初めて内定を頂いた会社に転職しています。

しかし不思議なことに、それまで落ち続けたどの会社よりも、自分にとって1番、満足度の高い会社だったのです。
当時を振り返ると、転職活動で色々と試行錯誤を重ね、自分がある一定レベルに達した時に、ご縁ある会社に出会えたのではないかと思うんです。

転職活動をされる方のなかには、ご縁のある会社に早々に出会ってしなやかに転職される方、職種にかかわらず優秀で企業からの引く手あまた、選ぶのが大変、なんて方もいらっしゃいます。

ただ、私のように決断の段階から紆余曲折を経て転職に至るという方も少なくないのでは?と思います。

今回は、私が3度の転職活動を通して、考え、行動したことをまとめてみました。
この記事が「転職への一歩」に悩める秘書さんの一助になれば幸いです。

それでは秘書のみなさん、今日もお疲れ様です。

サヤ

日系・外資系、上場・プライベートなど、複数の異なる企業風土で、多くの個性豊かな役員の秘書を経験。現在は企業内スタートアップ事業CEOの秘書を担当。私の経験が何かしら、みなさんのお役に立てば嬉しいです!

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