秘書のみなさん、こんにちは! Emilyです。
2023年9月9日に『風船会計メソッド』著者、松本めぐみさんによる秘書さん向け特別講座がHisholio主催で開催されますね!
この記事をご覧の秘書さんのなかにも、受講予定の方がいらっしゃるのではないでしょうか。
さまざまなスキルが要求される秘書の仕事ですが、近年その役割は多様化し、求められる知識も増えているように感じます。
「会計知識」もその1つ!
なかでも、会計の基本的な概念を理解し財務データを読み取る能力を高めるための「簿記」は、秘書さんにも人気の資格ですよね。
私も今年、秘書としての自己成長のために「日商簿記3級」を独学で取得しました!
そこで今回は、私が行った勉強方法や当日の試験の流れなどをみなさんにも共有したいと思います!
簿記取得にご興味のある秘書さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
会計に苦手意識のある秘書さんは、やさしい入門書からスタート!
数値や専門用語が多く登場する「簿記」に難解なイメージをおもちの秘書さんも少なくないのではないでしょうか。
私も、はじめは同じように苦手意識を感じていました。
そんな私が簿記3級に合格できたのは、最初に手にした「入門書」の存在が大きかったと感じています!
何を隠そう、文系出身の私はいわゆる「数字アレルギー」……!
いきなり簿記検定のテキストに手を付けては挫折してしまうと思い、まずは以下のような入門書を読んで基礎的な概念を理解することから始めました!
イラスト&図解 イチバンやさしい簿記入門 | 南 伸一 |本 | 通販 | Amazon
私が受験したころはまだ発売されていなかったのですが、松本めぐみさんの『風船会計メソッド』も、まさに「はじめの1冊」としてぴったりだと思います!
「貸借対照表や損益計算書って何?」「決算書から経営状態を読み解くってどういうこと?」という会計ビギナーな秘書さんは、まずは自分にとって手に取りやすい本から読み始めてみるのがオススメです!
そうすることで、会計の基本的な仕組みや全体像が把握でき、その後の勉強内容がうんと理解しやすくなると思います!
受験するなら「日商簿記」がオススメ!
簿記には日商簿記・全経簿記・全商簿記などいくつか種類がありますが、ビジネスシーンで言われる「簿記」というのは一般的に「日商簿記」であることがほとんどです。
もっとも知名度が高く、就職や転職に活かしやすいのもこの「日商簿記」なので、どの試験を受けるべきか迷っている秘書さんはこちらを受験されることをオススメします!
私が取得した「日商簿記3級」は、ビジネスパーソンが身に付けておくべき基本知識を扱うものです。
この検定に合格することで、中小企業の経理関連書類の読み取りができるようになり、取引先企業の経営状況を数字から理解できるようになるとされています。
財務の側面から会社全体の経営状況やビジネスの全体像を把握しやすくなることは、経営者に近い立場で働く私たち秘書にとっても大変有意義ですよね。
私が使ったテキスト&問題集はこちら!
私は以下の2種類の対策本を活用することで、独学で日商簿記3級に合格することができました!
①『超スピード合格!日商簿記3級テキスト&問題集 第6版』
②『超スピード合格!日商簿記3級実戦問題集 第6版』
学習期間の目安は、1日2時間ほど勉強時間を確保できる方でおよそ1か月と言われています。
私自身も、ちょうど1か月ほどで上記2冊を使用した対策を終えることができました!
学習プランとしては、前半で①のテキストを読んで内容を理解し、後半は②の問題集で実践的な問題演習をくり返すのがオススメです!
苦手な単元はYouTubeで復習!
演習問題を解いていると「この単元、理解しきれていないかも……?」と感じる問題に直面することも。
このような場合、私はテキストを読み返すだけでなく、YouTubeも活用して復習をするようにしていました!
YouTubeには、簿記解説のチャンネルがたくさんあるんです!
ほとんどが単元ごとに区切られた動画になっているので、自分の苦手な単元にしぼって効率的に学ぶことができます。
応用問題に対応するためには、単に解法を暗記するだけでなく「本質を理解していること」が重要です。
そのため「テキストだけで理解しきれるか不安……」「できるだけお金をかけずに独学で勉強したい」という秘書さんは、YouTube動画で理解を深めるのがオススメ!
人気のチャンネルは動画の質も高く、とても分かりやすいですよ。
統一試験とネット試験、受けるならどっち?
日商簿記には、年に3回行われる「統一試験(ペーパー試験)」と、随時施行されている「ネット試験」の2種類の試験方式があります。
受験料や試験時間、合格基準などに違いはありません。
もちろん、資格としての価値にも優劣はありませんので、お好みの試験方式を選択して大丈夫です!
ちなみに、私が受験したのはネット試験です。
主に以下のような点にメリットを感じ、ネット試験を選択しました!
ネット試験のメリット3つ
- 受験日や受験会場が柔軟に選べる
- もし不合格になってしまっても、数日後すぐに再挑戦できる
- 自動採点のため、試験後すぐに合否が判明する
また、地域によってはネット試験しか受験できない場合もあるようです。
今後はネット試験が主流になっていく可能性もありますので、迷う場合はネット試験を選択されるのが良いかもしれません!
ネット試験対策のコツ
ペーパー試験は多くの人がイメージしやすい試験形式かと思います。
一方、ネット試験には不慣れだという秘書さんも多いのではないでしょうか。
ネット試験の場合、試験会場のパソコンを使って受験することになります。
「操作に手間取ったせいで時間が足りなくなった……」なんてことにならないよう、ネット試験特有のパソコン操作に慣れておくことも重要な対策です!
私は『ネットスクール株式会社』が無料で公開している『日商簿記3級模擬試験プログラム』を使って、ネット試験のシミュレーションを行いました!
本番に近い形式で模擬試験を受けられるので、操作方法のコツをつかむのに大変オススメですよ。
ネット試験当日の流れ
勉強の成果を出し切るためにも、当日の流れについては事前にある程度イメージしておけると安心ですよね。
私が受けたネット試験の流れは、以下の通りでした!
①持ち物の準備
日本商工会議所から前日にお知らせメールが届くので、記載されている持ち物を準備すれば大丈夫です。
必ず持参しなければならないのは本人確認書類。
また、電卓を使いたい場合は持参する必要があります。
筆記用具はテストセンターのものを使用するため、持参不要です。
②テストセンターに到着
受験時刻の30~5分前までに到着する必要があります。
遅刻すると受験できなくなってしまうので要注意です!
(私は電車遅延により遅刻ぎりぎりになってしまい、会場までダッシュしました……。)
③受付
以下の流れで行われます。
- 本人確認書類の提示
- 受験時の注意事項について確認後、同意書に署名
- 携帯電話やかばんなどの私物を指定のロッカー等へしまう
- 試験監督官による受験方法の説明を聞き、試験室へ入室
④試験開始
指定のパソコンの前に着席し、試験監督官の指示に従って試験を開始します。
⑤試験終了
自分で「試験終了」ボタンを押すか、所定の試験時間が経過した時点で試験終了です。
自動採点のため、試験終了直後にパソコンの画面に合否が表示されます。
「試験結果印刷」というボタンがあるので、そちらを押してから退室すると、受付でスコアレポートを受け取ることができます。
⑥ロッカーの鍵返却
預けていた荷物をロッカーから取り出し、鍵を受付に返却したら終了です!
私もネット試験は初めてだったので不安がありましたが、受験方法や流れは受付で丁寧に説明してもらえたので、問題なく受験を終えることができました!
上記の基本的な流れさえ理解していれば、当日戸惑うようなことはないかと思いますので、安心して受験に臨んでくださいね。
秘書さんがより充実したキャリアを築くために
今回は簿記取得にご興味のある秘書さんに向けて、私が行った勉強方法や試験の流れについてご紹介しました!
新しいスキルや知識を獲得することは、働くうえでの自信を高めると同時に、将来的なキャリアアップの機会を増やすことにもつながるかと思います。
少しでも興味を感じる分野があれば、まずは小さな1歩を踏み出してみることが大切です!
セミナーや研修を受けてみる、関連書籍を読んでみるなど、具体的に行動を起こすことが新たな可能性を開くきっかけになるかもしれません。
みなさんの努力が実を結び、より一層輝く未来でご活躍されることをお祈りしております!
それでは秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!
企業の秘書室に所属し、社長秘書や会長秘書を経験。その後、2023年に独立し、フリーランス秘書へ!働き方やライフスタイルのこと、自分なりの考え方など、企業秘書・フリーランスの両面から幅広いテーマで記事を書いていきたいと思っています!
No comments yet.