秘書のみなさん、こんにちは! Emilyです。
働き方が多様化し、副業や転職も一般的となった昨今。
この記事をご覧の秘書さんのなかにも「新しい環境での仕事に挑戦してみたい!」とお考えの方がいらっしゃるのではないでしょうか?
私も昨年、正社員として長年勤めた会社を退職し、フリーランスの秘書として独立をしました!
多くのクライアント様とお話しする機会をもつようになった今、改めて実感したことがあります。
それは、一見秘書の仕事に直結しないようなスキルも、秘書の経験と掛け合わせることで「立派なアピール要素」になるということです!
そこで今回は、面接でとくにウケが良かった「意外な経験・スキル」についてご紹介したいと思います!
副業や転職を検討中の秘書さんや、新しいことに挑戦してみたいとお考えの秘書さんはぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ある企業の面接で気付いたこと
秘書以外のスキルも立派なアピール要素になると実感したのは、ある企業との面接がきっかけでした。
その企業は新たに社長秘書を探しているとのことだったので、私は秘書としての経験やスキル、資格などを中心にアピールしました。
しかし、面接官から投げかけられた質問はこうでした。
履歴書には書くまでもないような、自分特有だと思う経験は何かありますか?
てっきり秘書のキャリアに関して聞かれるだろうと思っていた私は、意外な質問に驚きましたが、あとになって面接官の意図が分かってきました。
秘書の求人に寄せられる応募は、やはり秘書の経験者やそれに近い経歴をもっている人が多くなるはず。
秘書としての基本的なスキルや経験は多くの応募者がもち合わせているため、差別化を図るには「+αの要素」が重要となるのだと思います。
秘書としての基本的な資質やスキルに加え、あえて秘書業務から少しズラした独自性・付加価値を上手にアピールすることができれば、面接官により強い印象を与えられるのではないでしょうか。
秘書経験×ライティングスキル
前述の面接官からの質問に対して私が真っ先に挙げたのは「Hisholioでのライター経験」でした!
秘書経験があると伝えるだけでも、面接官から「丁寧なメールが書けるのだろう」「フォーマットに沿ったビジネス文書は問題なく作成できるのだろう」という印象をもっていただける可能性は高いと思います。
しかし、これだけでは他の秘書経験者との差別化は難しい……。
そこで、ライティング経験も併せてアピールすれば、さらに以下のような印象を与えられると考えたんです。
- 3000字前後の長い文章も、構成立てて作成することができる
- テキストを通じたコミュニケーションでも、情報を明確かつ効果的に伝えられる
- 正確な記事を執筆するためのリサーチ能力や情報整理力に長けている
- 納期を遵守するための時間管理や効率的な作業ができる
これらは業界・職種に関わらず評価されやすい汎用性のあるスキルなので、どんな秘書さんでもアピールにつなげやすいかと思います!
実際に、私を担当してくださった面接官の方も「ちょうど弊社のHPのリニューアルを予定しているのですが、ライティングができるならHPのコンテンツとなる文章作成なんかもご相談できそうですね。心強いです!」と、具体的な実務への応用をイメージしてくださいました!
ライティングはパソコン1つで手軽に始められるうえ、秘書業務との親和性も高いオススメのスキルです!
Hisholioでも秘書経験をおもちのライターさんを募集していますので、ご興味がおありの秘書さんはぜひチャレンジしてみてくださいね。
「もう少しハードルを下げてスタートしてみたい」という秘書さんは、ブログやnoteで個人的な執筆活動をしてみるのも良いと思います!
それも立派なライティング経験になりますよ。
秘書経験×動画編集スキル
今まで旅行先で撮り溜めてきた動画を1本の思い出ムービーにしたいと思い立ち、昨年はじめて動画編集に挑戦してみたんです。
ただの趣味のつもりで始めたので、習得したスキルも決して高度なものではなく「短い動画をつなぎ合わせる」「テロップをつける」といった基本的なものでした。
しかし、これがのちに受けた面接で高評価を得ることにつながったんです!
その面接は、最近増えている「動画面接」で、自分で撮影したアピール動画を提出するというものでした。
そこで、私は覚えたての動画編集スキルを使って、提出用動画に少しだけ工夫を加えてみることに。
余分な部分をカットしてつなぎ合わせたり、分かりやすいようテロップをつけたりしました。
ひと手間かけた甲斐あって、動画面接は無事通過!
その次の対面面接では、面接官の方から以下のようなフィードバックをいただくことができました!
- 動画から「分かりやすく伝えよう」という配慮や丁寧さが伝わり、印象に残りました!
- 今後YouTubeやTikTokなどのSNS運用にも力を入れていきたいと思っているので、こうした分野に抵抗がない方とは仕事がしやすいです!
今や動画編集スキルは多くの業界で求められる能力!
基本的な編集スキルを身につけておくだけで「時代に取り残されていない人だな」「クリエイティブな一面もあるんだな」とプラスの印象をもたれやすくなるかと思います!
ちなみに、私は以下の2つのソフトを使って動画編集スキルを身につけました!
いずれも無料で利用できますので、ご興味のある秘書さんはぜひチェックしてみてくださいね。
秘書の経験だけではアピールしづらい「デジタル時代への適応力」を示すのに役立つかもしれません!
秘書経験×WordPressスキル
独立に際して、自身のサービスを案内するためのHPが必要になりました。
そこで、知り合いのWEBデザイナーさんに頼んでWordPressでサイトを制作してもらうことに。
すると、その方から「自分でもWordPressを扱えるようになっておくと良いよ」とのアドバイスがあったんです。
1度完成したHPであっても、最新のお知らせを掲載したり、料金を改定したりと、その内容はどんどん変わっていくもの。
その都度お金をかけて外注するよりも、自分で更新できるようにしておいた方が良いとの助言でした。
「たしかに!」と納得した私は、以下の本を使ってWordPressの基本を勉強してみることに。
結果、この1冊を読んだだけで「簡単なHPなら自分で作成できる」というレベルにまでスキルアップすることができたんです。
自分のHP更新のために身につけたこのスキルですが、その後の面接で話したところ、どの企業からも以下のように良い反応をいただくことができました!
- 事務職の方でWordPressを学んでみようと思う方って珍しいですよ!チャレンジ精神がありますね!
- WordPressを触れるということは、ITやシステム回りのことにアレルギーがないんですね。弊社はリモートワークが中心なので、そういう方には安心して仕事をお任せできます!
私の場合「システム回りのことは得意です!」などと自信をもって言えるレベルでは到底ないのですが「少しだけ勉強したことがあります」という程度でも好印象をもっていただけたのは意外でした!
WordPressは世界で最も広く使われているコンテンツ管理システムの1つで、世間の認知度も抜群です!
ご興味のある秘書さんは、1冊本を買ってみることから始めてみてはいかがでしょうか?
正解のない秘書の仕事だからこそ、可能性も無限大!
今回は私の実体験をもとに、面接でとくにウケが良かった「意外な経験・スキル」についてご紹介しました!
みなさんにもチャレンジしてみたいと思える分野はございましたでしょうか?
正解のない秘書の仕事だからこそ、どんな経験やスキルもみなさんの独自性や付加価値を際立たせるアピール要素になり得ると思います!
常に学び、自身をアップデートし続けることで、より自分らしいキャリアを築いていけたら良いですよね。
それでは秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!
企業の秘書室に所属し、社長秘書や会長秘書を経験。その後、2023年に独立し、フリーランス秘書へ!働き方やライフスタイルのこと、自分なりの考え方など、企業秘書・フリーランスの両面から幅広いテーマで記事を書いていきたいと思っています!
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