グローバルに活躍する秘書必見!海外へお花を贈る際の英文メッセージをご紹介!

こんにちは、SAORIです。
海外のお客様やクライアントの方々、いつもがんばってくれている海外駐在のスタッフに、おめでたいことや、お悔やみなどあった際、何を贈っていますか?
欧米社会では、プライベートなシーンで気軽に花束を贈るのが習慣だそうですが、ビジネスシーンでも、出産祝い、お悔やみ、お見舞いなどの時にお花を贈る習慣があるようです
今回は、海外へのお花の贈り方と、花束に添える英文メッセージの例をご紹介します!

海外での贈り物はお花が無難!

欧米の有名企業は、専属のフローリストを持っているのが一般的のようです。社用であっても、なにか贈りたいと思ったら、お花が無難だからです。ほとんどのフローリストは、お花に無料でメッセージカードを添えるサービスを提供しています。フローリストによっては、あらかじめプリントされたカードから言葉を選ぶシステムになっているところもあります。
メッセージカードは小さいので、できるだけ短く、心のこもった言葉を選ぶのがオススメ!(この記事の後半でメッセージの例文をご紹介しますね)
贈られた人が、誰からのお花か分かるように、送り主の社名や名前を入れることをお忘れなくお願いします。

だいたいのフローリストは実店舗だけでなくネットでも注文できますので、私は贈り先の住所に近いお花屋さんを検索して注文し、配達してもらっています。支払いはクレジットカードです。
お届けの日にち指定もできますし、アメリカでは早い時間の注文なら当日配送もできるところが多いようです。

私が過去にアメリカにお花を贈る際に利用したフローリストはこちら

シーンごとに、アレンジメントのサンプルが掲載されています。それぞれのシーンの意味をご説明しますと以下の通りです。

“Get well” はお見舞い
“Sympathy” はお悔やみ
“Anniversary” は記念日
“New baby” は出産祝い
“Just because” は「ごめんなさい」とか「さっきはありがとう」など多目的です。

秘書さん必見!お花に添える一般的なメッセージの例文集

お花を贈る際には、こんな英文メッセージが一般的です。

・It’s always a pleasure working with you.(いつもお世話になっております)
・Warmest regards.(敬意をこめて)
・Nice work!(すばらしいです)
・Best of luck in your new venture.(貴社の新事業のご成功をお祈りいたします)
・Thank you for your support.(お力添えに感謝いたします)

秘書として忘れちゃいけないラッピングは?

海外のフローリストは、日本ほどラッピングには凝らない傾向があるようです。そうは言っても、大事なお客様にお贈りする際などは丁寧なラッピングサービスがいいなあ、と思うこともありますよね。
お花屋さんを選ぶ際には、配送や支払い方法と同時に、ラッピングの選択肢があるかどうかも確認するとよいですね。

ちなみに、私が以前にイギリスにお花を贈る際に利用したこちらのお花屋さん。ちょっとラグジュアリーな雰囲気で素敵ですよね。ビジネスシーンでの利用の場合には、グリーンの落ち着いた色の上等な箱に入れて配送してくれます。

秘書が実践したい、お見舞いのお花の選び方とメッセージはこちら!

それでは、ここからはシーン別にお花の選び方とメッセージの例文をご紹介していきます。
まずは病気などの際に贈るお見舞いのお花。

“Get well soon” や”Feel better” はカジュアルに「お大事に」と言いたいときによく使われます。
“We miss you!”「待ってます!」もよく使われますが、ここではビジネスシーンでも使える、もっと改まった言い方をご紹介しますね。

・I am praying for you to have a complete and quick recovery.(1日も早いご回復をお祈り申し上げます)
・I hope you get well soon.(早く良くなられることをお祈り申し上げます)
・I do hope you get feeling better soon.(早くご気分が良くなられることを心より願っております)

先ほどご紹介したアメリカのお花屋さんのブログで、お見舞いのお花の選び方についてアドバイスをしているので少しご紹介しますね。

“Don’t be afraid of color.”
「控えめな色のお花を選びがちですが、元気でハッピーな気分になってもらうために、あえて明るい色をチョイスして!」

“Choose long-lasting flowers.”
「数日以上の療養が必要な人への花束の場合は、カーネーションや蘭など、長持ちするお花を選びましょう!」

“Based on the season.”
「季節のお花を選び、ご病気の方が病室や自室から季節を感じられるようにすると喜ばれますよ!」

“Easy to care for. ”
「ご病気の方は、お花の世話をする体力や余裕がないかもしれません。少しの水や太陽光でも長持ちするお花を選ぶのがベター!」

日本の習慣と異なる点もあるかもしれませんが、ご参考にしてみてください。

秘書が実践したい、お悔やみのお花の選び方とメッセージはこちら!

さて、続いてはお悔やみの際に贈るお花についてです。

お花の手配をする前に注意することとして、最近はご遺族が「お花ではなく慈善団体に寄付を」とお願いするところもあるようです。ご遺族のご意向を確認するのも忘れずに!

そして日本同様に、故人の宗教にも考慮したほうがいい場合があります。私の知っている範囲でお伝えしますね。
カトリックとプロテスタントなどのキリスト教には避けるべきことは特にありません。ほぼすべての色と種類のお花が許容されると言っていいそうです。
ギリシャ正教の場合、ほとんどの花が受け入れられますが、白い花が好まれる傾向があるようです。
ユダヤ教の場合は通常、葬儀場ではお花は展示されないそうです。代わりにご家族のご自宅にお花を送るのが一般的だということです。
ヒンズー教徒は、花のアレンジメントの代わりに花輪が一般的だということです。その場合、花輪を贈ることができるかどうか、葬儀場に尋ねる必要がありますね。
イスラムの葬儀での花の受け入れについては、信仰によって異なるので、ご遺族にお尋ねになったほうがよいようです。

お悔やみの際に付けるメッセージですが、“death”(=「死」)は使わず、代わりに婉曲な表現として”loss”や”pass”を使うことが多いです。
“condolences” “sympathy” “I’m sorry”といった常套句を使って弔意を表します。
また、注意するポイントして、親しい間柄だったとしても丁寧な呼称である”Dear”を使うほうがよいでしょう。

“With Deepest Sympathy.” (心よりお悔やみ申し上げます)
“With Heartfelt Condolences.”(心から哀悼申し上げます)
“My/our thoughts and prayers are with you.”(あなたのことを思い、祈っております)
“Sharing your sorrow.”(あなたとともに悲しんでおります)
“May your warm memories ease your mind during this difficult time.”(温かい思い出が、このお辛い時期のあなたのお心を和らげてくれますように)
“Healing wishes for you and your family.”(あなたとご家族に慰めがありますように)
“Sincere condolences and loving sympathy during these dark and difficult days.”(とてもお辛いことと存じます。心からお悔やみを申し上げます。)

秘書が実践したい、出産祝いのメッセージはこちら!

最後に出産祝いのお花に添える英文メッセージの例をご紹介します!

May God bless you and your precious new baby!(あなたの大切な赤ちゃんに神のご加護がありますように!)
Here’s a special little something for your little something special. Congratulations!(あなたにとって特別な存在の小さな赤ちゃんに、特別なちょっとした贈り物です。おめでとうございます!)
A tiny angel sent from above, has come to fill our hearts with love.(天上から小さな天使が遣わされ、私たちの心を愛でいっぱいにしてくれました)
May God bless you and protect you every day of your life.(神様があなたを祝福し、人生の毎日を守ってくださいますように)
To hug and to hold from this day forward.(今日からずっと抱きしめて、守ります)

お祝いの気持ちが伝わる、温かいメッセージが多いですね。優しい色合いのお花と一緒に贈ってみてください。

思い遣りのある秘書らしい贈り物を

海外ではコンビニなどにも小さなバラなどの花束がいつも置いてあるのを目にします。パートナーや友達とちょっとけんかしちゃった、という時にもさっと買って贈ったりします。
欧米では、春の訪れを祝うイースターの頃には街中の花屋さんに白いユリが溢れ、なんとも美しい光景になります。
バレンタインデーの贈り物も一番人気はお花なので、店員さんが連日、深夜まで残業するほど花束が売れるようです。

海外の方には積極的にお花を贈ると喜ばれそうですね!今回ご紹介したメッセージもぜひご参考にしてみてください。

秘書のみなさん、今日もお仕事お疲れ様です。

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SAORI

日本の大企業でのバイリンガル秘書経験を生かし、欧米向けの貿易会社で英語を生かした仕事をしています。趣味は、現代アートのギャラリーめぐりです。

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