外資系企業に勤めて分かった!日系企業とのギャップや魅力をご紹介

秘書のみなさんこんにちは、ナミコです。

私は現在親会社がアメリカの、いわゆる「外資系」に勤務していますが、皆さんは外資系企業にどんなイメージをお持ちですか?
英語が公用語で、多国籍で、柔軟で、高給で、でもシビア、というイメージでしょうか。

私は現在の職場に入社するまではまさにそんなイメージを抱いていました。
英語も苦手で(むしろ嫌いで)、安定大好き、外資系でお仕事をすることなんて、おそらく一生ないだろう……と思っていたんです。
そんな私がなぜかご縁をいただき、産休育休を取得、復帰してまで外資系企業で働き続けているなど、以前では想像もできませんでした。

そこで今回は私が秘書として働いている実際の職場について少しお伝えしたいと思います。
みなさんのお取引先、また秘書としてお仕事をされる際、イメージギャップ解消の参考になれば幸いです。

外資系企業ってそもそもどういうもの?

当社にも毎年送られてくる、経済産業省の『外資系企業動向調査票』の調査対象企業には下記のように記されています。

  1. 外国投資家が、株式又は持分の3分の1超を所有している企業であって、外国側筆頭出資者の出資比率が10%以上である企業
  2. 外国投資家が株式又は持分の3分の1超を所有している国内法人が出資する企業であって、外国投資家の直接出資比率及び間接出資比率の合計が、当該企業の株式又は持分の3分の1超となり、かつ、外国側筆頭出資者の出資比率が10%以上である企業

ざっくりいうと、主に外国の出資者が作った会社ということですね。
それが「外資系企業」なのです。

外資系あるある?

冒頭にも書きましたが、外資系企業イコール「生き馬の目を抜く」ような、殺伐としたイメージを持っていました。
でもよく考えてみると日本で法人登記をしている限り、日本の労働基準法に則っているんですよね。
ですから映画のように「明日から来なくていい」と上司に言われ、荷物をまとめてスゴスゴ去っていく同僚……、という光景は、私が知る限りは一切ありませんのでご安心ください(笑)。

逆に私が実際勤務してみて「外資系っぽいな」と感じた経験は下記のようなものです。

決算が3月ではない

当たり前ですが日本の「年度」という概念がないので、当社の年度始めはカレンダーと同じ1月、決算は12月です。

日本の暦で慣れていると、不思議な感覚ですよね。
したがって、年度末でバタバタするイメージのある3月4月は結構休めたりします。

ボーナスがない年も……

半期、四半期、という考え方はあるのですが、基本、賞与は年1回、支給月も年によってバラバラで、業績によっては支給自体がない年もありました(涙)。
よって日本のバーゲンシーズンにも心躍ることもなく、住宅ローンなどのボーナス払いも組めません。
会社によってはボーナスという考え方もなく、年棒制という会社もあるので、月収としては多く感じることもあるのかもしれませんね。

コントローラーという職種がある

外資系独特の職種で、日本では財務部長などに近いかもしれません。
仕事内容としては社長や本社への業績・会計の報告やデータ・レポートの分析など、名前の通り経営のかじを取り、会社の行方をコントロールするような重要なポジションです。
コントローラーの中には、難関と言われる日米の公認会計士資格取得者もざらにいます。

もちろんビジネスレベルの英語力は必須、報酬もずば抜けて高いと言われています。
気になる方は「コントローラー」の求人を検索してみてくださいね。

盆と正月、GWは休日出勤になることも

お盆休みや祝日はあくまでも日本だけのもの。
日本の休日カレンダーを伝えていても、のんびり大型連休を楽しんでいると、本社から業務の督促メールがどっさりたまっていることも……。

また、お正月休みが長いのも日本だけで、ほとんどの国は1月2日から通常勤務しているため、毎月の締め切りがある管理部門の担当者は休日出勤せざるを得ないこともあります。
連休のど真ん中に平然と来客があったりするのも、秘書としては悩ましいところです。

イースターやクリスマスはのんびり!

その代わり、アメリカはイースターとクリスマスに長期のお休みがあります。
その他、中国などアジア圏では2月の春節に長期休暇があるので、その国のスタッフほぼ全員と音信不通になります。
もちろん私はここぞとばかりにのんびりします(笑)。

書式が英語

全社統一のフォーマットを使用しているので、書式は英語がメインです……が、内容はもちろん日本語で記入しています。

例えば:
注文書 → PO (purchase order),
経費精算書→ Expense Report
出張申請書 → Travel Request

などなど……ちなみにコロナウイルスの呼び方は「Covid-19」です。

年賀状よりクリスマスカードが大事!

年末の秘書の仕事と言えば年賀状!
ですが当社の場合は、海外にお客様や支店もたくさんあることから、クリスマスカードがメインです。

昨年末はCovid-19のおかげで国際郵便の取り扱いが一切止まってしまった国もあり、急遽E-mailに変更するなど調整にてんやわんやでした。

スカウトの電話がかかってくる

やけに早口な英語で取引先を装って、とても親しげな電話がかかってくることがあります。
たいていは前述したコントローラー宛なのですが、実はこれは人材企業からのスカウト
優秀なコントローラー人材は引く手あまたなのです。

早口なのも電話で英語力を試すためだそうで、カタコト応対の私はもちろん論外でした(笑)。
が、先日「もし興味があれば連絡して」とついに私にもお声が!!
秘書業界、まさかの人材不足なんでしょうか?

そんな電話を長年取り続けていて耳が鍛えられたのか、今では一言目でスカウトだと分かるようにもなったので、これもいい経験だった、と言えるのかもしれません。

秘書として外資系企業に勤めて感じた、ラッキーなギャップ

公用語はもちろん日本語

当社は社長以下社員のほとんどが日本人で、公用語は日本語、英語の書類も重要なもの(規則など)は2か国語表記、また最近は翻訳ソフトも優秀なので、読むだけなら全く問題ありません(笑)。

しかし「朱に交われば赤くなる」との言葉通り、英語が苦手だった私も、最近では「枕詞や敬語だらけの日本語より、英語の方がわかりやすくて楽かも」と時々思うようになりました。
我ながらびっくりです。

無料で英語レッスンが受けられる

外国人社員(日本語もペラペラ)の予定が空いていれば、英会話のレッスンをしてもらえます。
世間話をするだけでも、ネイティブの言い回しは勉強になることが多く、大いに活用しています。
そのおかげか外国人のお客様にも、カタコトで堂々と(?)対応できるようになりました。

各国の文化、慣習に詳しくなる

海外支店がある国の祝日、風習やお祭り、お国柄など……最近は来訪できない代わりに各国の代表がWEB会議で自国の文化を紹介し合うという楽しい機会もあり、自然に知識が深まります。
「遊びに来るときは絶対連絡してね!」とみなさんおっしゃってくださるので、情勢が落ち着いたら、訪ねてみたい国が増えました。

中途入社が多い

まず4月が年度初めではないので、誰も日本の新卒にこだわりません
そのためほとんどが中途採用なので、みなさんすぐ馴染んでいるように見えます。

雇用形態も様々ですが、「正社員」「派遣社員」などと区別することなく、全員平等にチームの一員として接する社風はいい点だと思っています。
ちなみに当社の入社試験には、業務に関する英語の問題も少しはありますよ。

最後に

さて、いくつか挙げてみましたが、みなさんの「外資系企業」のイメージ通りでしたか?
もちろん日系企業とは違う点も多々あるとは思いますが、それはどこも同じですよね。

みなさんも外資系企業と関わることがあれば、「外資系だから」とひとくくりにしたり、変に身構えたりせず、職場の雰囲気や外国人社員の比率、親会社がどこの国なのか、なども参考にしつつ、「普通に」接してみてくださいね。
思わぬ気づきもあるかもしれません。

それでは秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!

ナミコ

現在外資系商社にて、社長秘書、総務業務全般を約10年担当
突発的なトラブルすら面白がる前向きかつ好奇心旺盛な性格で、今日も楽しくお仕事中。
日々の気づきの中、秘書のみなさんと共有したいことを発信していきますね。

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