秘書から秘書へ!オススメしたい本8選

秘書のみなさんこんにちは!華子です。

2020年に引き続き、新型コロナウィルスの影響で出張や会食がキャンセルになることも多いのではないでしょうか。
私の働く会社でも、役員室はのんびりとしたペースで日々が過ぎています。

私の住んでいる大阪では緊急事態宣言に伴い、通っている料理教室が今月末まで休講とのこと。
そんなわけで今回は、家でできる【息抜き】の1つ、読書についてご紹介したいと思います!

たくさん読むと、自分の好きな傾向がわかるように!

人からのオススメ本には当たり外れがあります

でも、たくさん読むうちに、自分が好きな小説の傾向がだんだんと分かってきました。
私は大正から昭和の大阪神戸を舞台にしたものと、社会派ミステリー小説が好きで、どちらにしても実話を元にした話がお気に入り。
祖父が松本清張のファンで、実家に全集があったことがきっかけの1つかな、とも思います。

それでは、私が実際に読んでみて気に入った本の中から、「これは秘書さんにオススメだなぁ」と思える本をいくつかご紹介します!

現役秘書が選んだ、秘書さんにオススメの本をご紹介!

この本は少し発行年が古いのですが、企業や法律事務所で働く秘書さんたちの1日の様子が詳細に書かれていて、とてもおもしろくためになります。

中でも私は、味の素株式会社秘書部の西塔靖恵さんに憧れて秘書を目指しました
英語が苦手だし、秘書検定1級はいいかなぁ……なんてダラけそうになっても、「西塔さんは社長秘書をしながらCBS(国際秘書検定)を取得されたんだよなぁ…やっぱりせめて秘書検定1級は頑張ろう!」と、時々本を読み返して気を引き締めています。

NHK朝ドラ「花子とアン」で有名になった赤毛のアン翻訳者の村岡花子さんの伝記です。

兄弟一の秀才で父親に溺愛され、分不相応な女学校に入学した、恵まれているようで複雑な立場の花子。
最初から好きな仕事をしていたわけでも、好きな仕事を見つけて邁進していたわけでもありません。

いつも【今ある中で】好きなことはこれ、という風に淡々と選択を積み上げていきます。
今日より明日が良くなるようにコツコツと生きるうちに、実際により良い人生に変えていかれた姿が素敵でした。

花子は勤めていた出版社から依頼を受ける形で、結婚後も在宅で翻訳の仕事をしています。
現代の私が憧れるような働き方を昔の人の中に発見することができました。

前述の花子の親友で、華族令嬢、ドラマチックな駆け落ち事件を起こした柳原白蓮の伝記小説です。

ドラマの中で主人公より目立っていたので気になり読んでみました。
高慢な性格の人ですが、若い頃から何度も幸せになろうとして失敗し、それでもなお諦めずに幸せを掴んだあっぱれなお嬢様です。

白蓮のもう1人の親友である九条武子さんは華族令嬢で、雑誌『婦人画報』の常連です。
『婦人画報』といえば優秀なお取り寄せグルメのサイトですね。
お世話になっている秘書さんも多いのでは!?

戦後の貧しい日本で、若い女性が「今日は闇市でお芋が手に入ったわよ」などと話しているのを聞いた中原淳一は、「これではいかん!生活から夢や美が失われてはいけない!」と一念発起。
雑誌『それいゆ』を創刊し、美しい生き方を提案し続けた人です。

この本が書かれた終戦直後から1960年代頃の日本は貧しく、お花を飾るなんてことに使えるお金はわずかでした。

私が秘書さんにこの本をオススメしたいと思った理由は、その当時の状況と秘書である私たちに共通点を見出したからです。
秘書も仕事で装花に関わる場合に予算や飾る場所、使える花の種類などに制限が多いと感じています。

制限のある中で見る人を喜ばせようとする精神、一見それほど魅力のない花に工夫を凝らして新しい魅力を見出そうとする精神など、意識の持ち方が非常に勉強になると思います。

『レディ・ジョーカー』  (新潮文庫) 高村薫
『罪の声』(講談社文庫)塩田武

2作品とも1984年のグリコ森永事件を題材にした本です。
企業と政治、お金、人権問題、警察との関わりなどがリアルに描かれていてとても面白いです。

企業のトップを裏方で支える秘書には企業の構造や社会の裏表など、色々と勉強になってピッタリの本だと思います。
レディ・ジョーカーは、テレビドラマ化もされていますが、そこに出てくる秘書役は矢田亜希子さん。
服装も仕事ぶりも秘書の鏡、とても素敵でした!

『コスメの王様』(現在、産経新聞で連載中)

クラブコスメチックという会社の創業者、中山太一さんのお話です。
この方は広告戦略の成功により「広告王」と呼ばれたそうです。

実際、私もその戦略に乗っかった1人でして、小さい頃に見た双美人の看板がずーっと印象に残っています。
「資本家」のお話ですので、編集長のインタビュー記事ともリンクしていて、秘書のみなさんにはぜひお読みいただきたい連載です!

最後に半分冗談ですが、いや、やっぱり本気でオススメがこちら!

和歌山電鐵の名物駅長たまの実話です。
たまは、ネコ史上初の執行役員でもあります。

秘書検定一級のテキストにも「これからの時代、秘書がつく上司には男性だけでなく女性も増えてくるであろうから、男女関係なくサポートできるようにしなければならない!」という教えが載っています。

これからの時代はネコの役員も増えてくるかも!?
子供向けの本ですが、読んだ人は意外とみんなが涙したそう。(私もです!)

秘書と上司の会話ネタにも!

読書がきっかけで、職場でも質の良い雑談が弾み、今では上司から本を貸していただくこともあります。
私がオススメした本を上司が読み、面白かったので取引先の役員に話したところその方も読まれて気に入っていただけた、なんてこともありましたよ。

みなさんも息抜きに、そして話のタネにもなる読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。

それでは秘書のみなさん、今日もお疲れ様です!

 

華子

メーカーで役員秘書をしています。
秘書歴は病院秘書合わせて6年、その前はフラワーアレンジメントの講師をしていました。趣味はお花、読書、刺繍。最近料理教室にハマっています。

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