上司のマイクロマネジメントに悩む社会で秘書ができることとは

秘書のみなさん。こんにちは! sollaです。

働き方の変化に伴い在宅勤務も増えると、いろいろと不便と感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そんな中、在宅勤務が増えてきたことによって、上司がマイクロマネジメントをするようになってきたと感じている秘書さんが増えていると耳しました。

そこで今回は、上司のマイクロマネジメント化について、傾向と対策をシェアしたいと思います!

秘書が感じる、上司のマイクロマネジメントとは?

マイクロマネジメントについて、Wikipediaで調べてみると以下のように記されています。

マイクロマネジメントとは、管理者である上司が部下の業務に強い監督・干渉を行うことで、一般には否定的な意味で用いられる。

出典:マイクロマネジメント – Wikipedia

今までは、秘書である私たち部下がいつも身近にいて、何をしているのかが見て取れる状況にありました。
しかし在宅勤務が増えたことで、部下が何をしていて、進捗をタイムリーに知ることが難しくなっていますよね

そのため上司は疑心暗鬼に陥り「部下がさぼっているのではないか」「依頼した件にちゃんと対応しているのか」など、いらぬ心配が重なってしまっているのかもしれません。
このことから、必要以上の報告を強要したり、細かいことまでに干渉したりという悪循環に陥ってしまうのではないかと想像ができます。

マイクロマネジメントのリスクと秘書としてできること

今まで、部署内やチーム内と上司とのコミュニケーションを取り持ち、一生懸命チームの円滑化を培ってきた秘書さんも多いことでしょう。
しかし、上司が重箱の隅をつつくような言動をしては、せっかく築いた関係が崩れ、上司は部下の、部下は上司の愚痴をこぼすようになってくるのではないでしょうか。

すると部下は「どうせ細かいことを指摘されるんだから」と、上司に言われたことだけを能動的にこなすだけの社員に成り下がってしまう危険をはらんでいるとも考えられます。
しかも上司からの依頼を文句を言いながらイヤイヤ受けるようなことになってしまえば、ビジネスにも大きな影響を与えることになってしまいますよね。

そのような環境下において、秘書である私たちに何かできることはないのでしょうか?

秘書の私たちにできることとは

疑心暗鬼に陥ってしまっている上司の気持ちを私たちでコントロールすることは難しいかもしれません。
しかし、ほんの少しでも上司が部下に対して安心していただけるようなアプローチは可能だと思います!

例えば、スタッフのメンバーとのメールや、電話などでコミュニケーションを取る中で見聞きしたことを上司に報告してみてはいかがでしょうか。
ちょっとしたことで良いのです。

例えば、「〇〇会社のアポイントがコロナ対策を理由にキャンセルになってしまった」ということを聞きつけたら、それを上司に伝えてあげるのです。
「部下に訪問予定があった=さぼってない」というメッセージになりますし、もしかしたらアポイントのキャンセルに対して、良いアイデアを頂けるかもしれません。

また、各部署で定期的に行われる会議がある場合は、冒頭だけでもオンラインで上司に出席していただき、各部署の状況を聞いたり、上司からのメッセージを伝えていただくのもよい方法かと思います。
私たち秘書が今まで以上に風通しの良い職場を意識して作っていくことが何より大切な時期になってきています。

マイクロマネジメントが秘書である自分に向けられたら?

ここで、私の体験をひとつシェアしたいと思います。

この時期だからというわけではなく、元々マイクロマネジメントの傾向がある上司Aさんについていた期間が約4年間ありました。
ストレスで頭を抱える毎日の中、自分の考えを変えて少し楽になるきっかけとなった体験です。

御礼状や招待状などの文章をお客様にお出しする前は、いつも上司であるAさんのチェックを受けていました。
チェックのたびに私を会議室に呼び出し、小さなミスを一生懸命探しては嬉しそうに赤を入れていました。

そんなことが続き、私の気持ちは萎縮してしまって仕事がつらいだけになっていったんです。
Aさんから細かく指摘されることから逃げる事しか考えられなかった私でしたが、ある日「Aさんよりもっと細かくなってみよう!」と考えを変えました

それから、文章などに関してはAさんの準備した資料などを私も細かくチェックし、Aさんに対し『指摘』ではなく『ご相談』させていただくようにしました。
こういった『ご相談』をしばらく続けていると、Aさんから私への指摘が少なくなったのです。
それに伴って、私の気持ちも楽になっていきました。

細かい上司への倍返し対応に関してはまだまだエピソードがありますが、今回はこのくらいにしておきます(笑)。

秘書の私たちだからこそ、ポジティブに捉えてみよう

マイクロマネジメント化してしまった上司を元に戻そうとしたり、考えを変えてもらおうというがんばりは個人的にあまりオススメできません。

上司からすると実は「従業員がちゃんと働けているか?不便を感じてはいないか?」。
また「何か自分が役に立てることがあるのではないか?」という考えでの行動を、私たちが「マイクロマネジメントだ」と受け取ってしまっていることもあるかもしれません。

まずは秘書の私たちだけでもポジティブに受け取って、それを補ってあげるようなサポートができれば素敵ですよね。
安心・安全な、風通しの良い環境でお仕事ができるように日々精進しましょう!

それでは秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!

solla

外資系・日系、大手企業から個人事業まで、幅広く社長秘書の経験あり。どんな困難でも楽しむ事が得意です。
趣味はローラースケート・ゴルフ・ツーリング。

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