ChatGPTの「Deep Research」が秘書の取引先調査に大活躍!

秘書のみなさん、こんにちは! Emilyです。

突然ですが、みなさんは取引先の調査、得意ですか?
秘書をしていると、上司からこんな依頼を受けることがありますよね。

「明日の会食の前に、同席する〇〇社の情報をざっくりまとめておいて」
「来週プレゼンする相手の会社について、事前に知っておきたいから調べて」
「この会社、社長がどういう人か分かる?」

そんなとき、私は内心いつも「えっ、どこから調べたらいいの……!」と焦っていました。

公式サイトを見ても概要ばかりで内容が薄かったり、ネット検索してもどれが信頼できる情報か分からなかったり……。
なにより、あちこちのページを何枚も開いて必要な情報を探し出すのが大変!
私は過去に、調査に2時間以上を費やしたこともありました。

そんな私が最近衝撃を受けたのが、ChatGPTの「Deep Research」という機能です!
そこで今回は、私がこの機能を試してみて、実際にどんなふうに業務が楽になったのかをシェアしたいと思います!

ChatGPTの「Deep Research」って何?

「ChatGPTは知っているけど、Deep Research機能は初耳……!」という秘書さんも多いかもしれません。

簡単に言うと、「Deep Research」はChatGPTに備わっている「調べものを丸ごと任せられる機能」
今まで私たちが何時間もかけてネット検索していた情報を、ChatGPTが一気に集めて、要点を分かりやすくまとめてくれるんです。

使い方はとても簡単!
Deep Research 機能をオンにした状態で、ChatGPTにこう話しかけるだけです。

〇〇株式会社の会社概要と、最近のニュース、代表の経歴をまとめてください

すると、ChatGPTが必要な情報をまとめて、レポートのような文章を生成してくれます。

しかも、このレポートは「出典付き」
情報の根拠となるWebサイトのURLも一緒に表示され、自分の目で確認することができるので「これ、本当?」と不安になることもありません。

上司に伝える情報は、正確であることが大前提。
「裏が取れている情報かどうか」を自分で確認できるのは、秘書にとってうれしいポイントですよね。

「Deep Research」を使うタイミングがきた!

「Deep Research」の存在を知り、「これは使えるかも……!業務で試してみたいな」と、内心うずうずしていた私(笑)
そんな矢先、上司から「例の依頼」が来ました!

「来週会う〇〇社、どんな会社か調べて僕に説明して」

ついに出番がきた!とばかりに、「Deep Research」を使ってみることにしました。
手順は、以下のとおりです!

Step1:Deep Research機能をオンに

ChatGPT(https://chatgpt.com/)の画面左側のメニュー「新しいチャット」という表示からチャット画面を開き、入力画面の下にある「ツール」という表示から「Deep Researchを実行する」を選択します。

※Deep Research機能は、有料プラン(ChatGPT Plus)で利用可能です。

Step2:ChatGPTにプロンプトを入力

チャットに調べたい情報を入力します。

(例)
以下の会社の主な事業内容、沿革、代表の経歴、最近のプレスリリースや話題について調査してください。
https://●●●~(調査したい会社の公式サイトのURL)

入力直後、ChatGPTから以下のような質問がくる場合があります。

(例)
・どの程度の情報の深さをご希望ですか?(例:概要レベル、詳細な報告書形式など)
・どのような目的でこの情報をお使いになりますか?(例:投資検討、業界研究、就職活動など)
・特に重点的に調べてほしい項目があれば教えてください。(例:最近の話題、代表の経歴、事業内容など)

質問に回答する形で曖昧な部分を補足することで、より目的に沿ったレポートが仕上がります。

Step3:少し待つ(目安:5~15分)

ChatGPTがネット上の情報を集めて、整理するのに数分〜最大30分ほどかかります。
この間は、メール返信など別の作業をしていても大丈夫です!

Step4:出力されたレポートを確認

調査が完了すると、ChatGPTからレポートが届きます
「事業内容」「沿革」など項目ごとに見出しが付けられ、情報がすっきりと整理された形式になっているので読みやすいですよ。

それぞれの情報には出典元のURLも添えられているため、信頼性を自分の目で確認することができます。
また、レポートをそのままPDF形式でダウンロードすることも可能です。

上司からも「分かりやすい」と好評でした!

この調査結果をA4用紙2枚にまとめて上司へ提出したところ、資料をパラパラと読んだ上司が「分かりやすくまとめてくれて、助かるよ」と、うれしいひと言をくださいました。

とくに喜ばれたのが「この会社がどんな経緯で今の事業にたどり着いたのか」といった、背景までしっかり押さえられていた点。
単なる沿革の羅列ではなく「なぜこのビジネスを始めたのか」「何を強みにしているのか」がストーリーのようにまとまっていたことで、相手への理解が一段と深まったそうです。

正直なところ、自分ひとりではここまでの情報を短時間で掘り下げるのは難しかったと思います。
公式サイトを読んでも載っていないようなエピソードや、点在する情報のつながりまで整理できたのは、やはり「Deep Research」があったからこそ。

実際、商談でもその話題からスムーズに会話が広がり、場の雰囲気も和んだとのことでした!

こんな裏ワザも!

後日、また別の取引先企業を調べる機会がありました。
その会社は地方で長く続いている老舗企業で、沿革は一応載っていたものの、年表形式で淡々としていて、正直あまり印象に残らない内容だったんです。

そこで、今度は「Deep Research」をする際に、以下のようにお願いしてみました。

この会社の社歴を、小説のようなストーリー仕立てでまとめてください

すると、創業者の思い、時代背景、乗り越えてきた困難、地域との関わりなどを織り交ぜた、まるで企業ドキュメンタリーのような文章が出力されたんです!

情景が浮かぶようなストーリーはとにかく頭に入りやすく、上司への報告のしやすさも格段にアップ!

「調査結果を覚える」のではなく「情景として思い出せる」という感覚は、上司への口頭での報告や、雑談の引き出しとしても役立つかと思います。
ぜひ、試してみてくださいね。

AIを相棒にして、仕事の質もスピードもアップ!

ChatGPTの「Deep Research」は、取引先調査の手間と時間をぐっと減らしてくれる、秘書の「心強い相棒」のような存在!
私自身、これまで面倒に感じていた調べものも、今では楽しみながら取り組めるようになりました。

とはいえ、最終的に「これは上司に伝えて問題ない情報か?」と確認するのは私たちの目と判断力。
出典をチェックしたり、違和感がないかを一度見直したりするひと手間が、信頼される秘書には欠かせないと感じています。

うまく使いこなせば、仕事の質もスピードもぐっと上がる便利な機能です!
「AIってなんだか難しそう……」と思っていた秘書さんも、この機会にぜひ一度「Deep Research」を試してみてくださいね。

それでは秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!

Emily

企業の秘書室に所属し、社長秘書や会長秘書を経験。その後、2023年に独立し、フリーランス秘書へ!働き方やライフスタイルのこと、自分なりの考え方など、企業秘書・フリーランスの両面から幅広いテーマで記事を書いていきたいと思っています!

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