フリーランスの秘書さん必読!契約関連の不安、私はこうして解消しました!

秘書のみなさん、こんにちは! Emilyです。

働き方が大きく多様化している今日、従来の雇用形態にとらわれず、自分に合った働き方を選択する人が増えていますよね。
Hisholioをご覧のみなさんのなかにも、フリーランスとして独立し、自らキャリアを築く道を選んだ秘書さんがいらっしゃることと思います。

そんな独立したての秘書さんが最初に直面する課題といえば「契約関連」ではないでしょうか?

契約内容の確認に条項の交渉、クライアントとの合意形成など、慣れないうちは多くの不安や疑問が伴います。
適切な契約を結んで自身の権利を守るためにも、専門的なアドバイスが得られれば安心ですよね。

そこで今回は、契約関連の不安を解消するのに役立つ機関やサービスについてご紹介いたします!
フリーランスとして活躍されている方はもちろん、これから独立を目指したい秘書さんもぜひ参考にしてみてくださいね。

契約書を作ってみたものの……。

私はフリーランス秘書としてのサービスを開始するにあたり、業務委託契約書を自分で作成しました。
本で調べながら、業務内容や報酬・納期などの条項を盛り込み、なんとかそれらしい形にしたつもりでした。

しかし、それが法的に正しく、かつ自分の権利を十分に保護しているかどうかの判断がつかず、そのまま運用するのは不安だったんです。

専門家に相談してみることに!

そこで私が利用したのが『よろず支援拠点』でした!

『よろず支援拠点』とは、国が設置している経営相談所です。
47都道府県に設置されていて、経営上の相談を何度でも無料で行うことができます!

私は「自分で作った契約書の内容に問題がないかアドバイスしてほしい」と相談してみることに。

案内に従って契約書の草案をメールで送付すると、相談所に在籍している弁護士さんから専門的なアドバイスをいただくことができました!

なお『よろず支援拠点』には、弁護士さんの他にも様々な専門家の方が在籍しています。
私は契約関連だけでなく、中小企業診断士の方にお願いしてビジネスプランや価格設定に関するご助言もいただきました!

これで無料とは驚きの手厚いサポートが受けられる、心強い相談所です!
電話・メール・FAXなどで簡単に相談の予約ができますので、ぜひお近くの相談所を探してみてくださいね。

クライアントから突然の解約!?

独立して半年ほど経った頃、お仕事をいただいていたクライアントのうちの1社から、突然「来月から仕事を頼めない」との連絡がありました。
聞くと、大幅な事業縮小が決まったため、業務の外注を取りやめたいとのことでした。

事情は理解できますが、契約期間中の一方的な業務停止依頼に、こちらとしてはモヤモヤ……。

「これは契約違反ではないだろうか?」「泣き寝入りするしかないのだろうか?」と疑問でいっぱいになりました。

そんな疑問を解消するために

そこで私が利用したのが『フリーランス110番』でした。

『フリーランス110番』とは、契約や仕事上のトラブルに悩むフリーランスを助けてくれる相談所です!
厚生労働省の委託事業のため無料で利用でき、相談から解決まで弁護士の方がサポートしてくださいます。

電話やメールでも相談が可能なので、私はメール相談をしてみることに。
トラブルの状況と現在の契約内容についてお伝えしたところ、数日以内にご返信をいただけました。

読んでみると、今回のケースの場合、条件によってはクライアント側が下請法や独占禁止法違反、もしくは行政処分の対象になる可能性があるとのこと。

それを知って、私も「納得できるまで先方と話し合おう」と決意することができました

勇気を出して、クライアントに交渉!

私は自分の主張をまとめ、クライアントに交渉を試みました。
その結果、双方にとって公平な解決策を見出すことができ、契約期間中の業務を一定の形で継続できることになったんです!

トラブル発生時に、自分1人で正しい情報を得たり、交渉に臨んだりするのはなかなか難しいものですよね。
私も『フリーランス110番』に相談していなければ、泣き寝入りしてしまっていたと思います。

私はこの経験を通じて、困難に直面した際には適切なサポートを求めること、また自ら行動に移すことが大切だと学びました。

みなさんも1人で抱え込まず、いざというときにはこうしたサービスを上手に利用してみてくださいね。

クライアントとの契約書のやりとりは、電子署名サービスが便利!

ちなみに、私はクライアントとの契約書のやりとりに、電子署名サービスを使用しています!
電子署名サービスとは、文書の署名・送信・保存をデジタル化し、オンラインで簡単に処理できるサービスのことです。

物理的な契約書の郵送や対面での署名はどうしても時間がかかり、コストも気になりますよね。
その点、電子署名サービスを利用すれば、以下のようなメリットを実感できます!

  • 契約書をオンラインですぐに送信できるので、郵送や面談の設定にかかるタイムロスを削減できる
  • 印刷・郵送などにかかるコストを削減できる
  • 契約書の整理・保存・検索が簡単にでき、書類を管理しやすい

これらは、契約書を受け取った側のメリットにもなりますよね。
自身の業務効率化だけでなく、クライアントの負担軽減につなげられるという意味でも、とてもオススメです!

私は『クラウドサイン』というサービスを活用しています!
各サービスごとに機能やセキュリティもさまざまなので、ぜひ比較しながら導入を検討してみてくださいね。

フリーランスの秘書さんが安心して業務に取り組めるように

今回は、契約関連の不安を解消するのに役立つ機関やサービスについてご紹介しました!
参考になる情報はございましたでしょうか?

なお、今回ご紹介したサービスは、いずれも無料で提供されているものです。
そのため「専門家の方に契約書をゼロから作ってほしい」といった依頼は受けていただけません。

サポートを受けたい場合も、まずは自分なりに本やインターネットなどで基本知識を身につける姿勢が大切です。
その上で、具体的な疑問点について専門的なアドバイスを求めるのが良いかと思います!

これらのサービスを上手に活用しながら、フリーランスとしてのキャリアを前向きに築いてまいりましょう!
フリーランスとして働く秘書のみなさんが契約関連の不安を少しでも解消し、より安心して業務に取り組めるようになることを願っています。

それでは秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!

Emily

企業の秘書室に所属し、社長秘書や会長秘書を経験。その後、2023年に独立し、フリーランス秘書へ!働き方やライフスタイルのこと、自分なりの考え方など、企業秘書・フリーランスの両面から幅広いテーマで記事を書いていきたいと思っています!

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