面接で秘書を困らせる質問集!傾向と対策はコレ!

みなさんは今の会社に入社する際、面接でどんな質問をされたか覚えていますか?
私はあまりにも昔の話なので細かい内容は忘れてしまいました(笑)
ただ、間違いなく言えるのは新入社員として受けた面接での質問と、転職のために受ける面接での質問は全く違うものだということです。

新入社員としての面接では、どんな考え方をするのか、そもそもどんな人物なのか、など「人となり」を見極めるための質問が多いと思います。
一方で、すでに仕事の経験のある方が転職する際の面接では、過去の経験や、仕事で起きたことへの取り組み方、また何を学んできたかということが問われます。

私は過去に数々の面接を受けてきましたが、そんな面接の中でもいまだに記憶に残っている質問があります。「この質問、どう答えようか…」と回答に困ってしまった質問です。
今回はそんな質問にどう答えたか、どのように考えたかをご紹介してみたいと思います!

秘書ならグサリと刺さる「なぜあなたを雇わなければいけないの?」

まずはこの質問。聞かれることを想定していなければ少しショックですよね。
「あなた、ここに何しに来たの?」とでも聞かれているかのように意地悪な質問に感じてしまうかもしれません。

でも考えようによっては当然の質問ではないかと思うんです。企業はすぐにでも即戦力となる秘書が欲しいし、マッチしない人材を採用したくないと思っているはずです。
私がこの質問を受けた時、そんな意味があると感じました。
そして頭の中で答え方を変換し「現在の会社において、私を雇ってよかったと思ってもらえている点」を答えました。

秘書としての経験と、自分の強み、そして常に努力を惜しまない事をモットーとしている旨をお伝えしようと、実際に過去に起こったことの例を挙げながらどんな風に努力したかを伝えました。
心を込めて話すことで、ビジネスの加速化に貢献できる人材であることを感じていただけたのではないかと思っています。

秘書としてきちんと答えたい「うちの会社で何をしてくれるの?」

さて、次に忘れられない質問はこちら。
面接の前に自分でウェブサイトを見たりして、相手の会社を調べていくのは当然だと思います。その会社の歴史や社風、大事にしてること、事業概要、そんな内容であれば簡単に調べることができますよね。
でも、その会社に自分がどのように貢献できるかを事前に知ることはたいへん難しいことだと思います。

「うちの会社で何をしてくれるの?」という少し漠然とした質問に対して、どう回答するかは簡単ではありませんでした。
そこで、まずは相手である面接官の立場になってみました。自分が面接官だったとしたら「何でもします!」なんて平凡で漠然とした答えは聞きたくないと思い、少し具体的に答えることにしました。

「まず上司の方から希望されることを伺い、今までの経験を活かして、ミスなく従事させて頂き、慣れていくにつれ、一歩先を見据えた貢献ができるように努力いたします」と答えた経験があります。

前向きな秘書と思われるために!「なぜ転職をしようと思ったのですか?」

これは面接の際によく聞かれる質問ですね。むしろ聞かれないことはないかと思います。
この質問には正直に答えることが大切だと思います。ただし、どんな理由であっても後ろ向きな答えではなく、前向きな答え方にしようと考えています。

転職を考える最初のきっかけにはどうしてもネガティブなことが関わってるかと思います。上司と合わないな、お給料もっと欲しいな、この環境じゃキャリアアップが難しいな、通勤が大変だな、などなど。
でも、私は転職を考える時は飛行機が離陸するような、冒険の前のワクワクしたイメージを持つようにしています。
転職を考えるきっかけにはではネガティブな要素があるかもしれませんが、転職をすることでどこに飛んでいき、どこに着地したいのか、自分をどんな風に変えていきたいのかをしっかりとお伝えし、未来に向かうポジティブなイメージをそのままお答えするようにしています。

さらに秘書を困らせたあの質問……


中でも一番困ってしまったのは、答えに対して「どんなふうに?」「具体的には?」と、どんどん深堀りしてこられた時です。
最初のうちは快活に答えていた私もだんだん答えに詰まるようになってしまいました。

今になって考えると、そんな時は無理に答えなくてもいいのではないかと思います。深堀してくることに対して、意思を持ってその質問を終わらせることもありなのではないかと思うんです。
一呼吸おいてから「具体的な事に関しては、よく考えてから答えを出したいと思います」と質問を預かる形にするのも一つの方法かもしれません。

他にも一瞬答えに詰まるような困った質問をいくつもされた経験があります。
そんな質問を整理して考えてみると、以下の点を見られているのではないかな、という共通点が浮き上がってきました。

面接官が秘書に聞きたいことの共通点!

①社交性
②柔軟性
➂仕事に対する意欲

例えば、「お酒は飲みますか?」「週末は何をして過ごしますか?」「夢は何ですか?」などと業務には全く関係ないと思われる質問も面接の際に聞かれることがあります。
なんでこんなこと聞くんだろう…?と思ったこともありますが、上記の3つに当てはめてみて、さらに仕事に繋がるように考えればおのずと答えが出てくるんです。

お酒を飲まないからと「飲みません」と答えるだけでは会話が終わってしまいますよね。相手はこの質問から何を探ろうとしているのだろう、と想像力を働かせて考えてみてください。
「お酒は飲まないのですが、情報交換や良好な関係を作るためにも同僚との飲み会には参加するようにしています」と答える方が社交性の高さをアピールできますよね。

「週末は寝て過ごすのではなく、月曜からの仕事のためにリフレッシュすることを心がけています。最近は近所を散歩して新しいお店を探しています」と答えてみたり。
「夢は新しい会社で活躍して、成功することです」など。プライベートなことを聞かれていても、仕事に繋がるような答えが浮かんでくるように、心の準備をしておくのは良いことだと思いますよ!

秘書なら得意なはず!相手の気持ちを汲み取ろう!

面接で質問を受けたら、その言葉のみを受け取らず「その質問にはどんな意味や意図があるのか」を感じ取ることは大切なことの一つだと思います。

相手が何を望んでいるのか感じ取ることは秘書のみなさんが普段から心がけていることですよね。そう考えると、落ち着いてさえいればどんな質問も怖くないと思います!
ひとつずつ誠実に答えることで思いは相手にも伝わり、良い結果に繋がると信じています。

いかがでしたか?面接だけではなく、困った質問をされる状況は普段の業務でも起こりえますよね。
どんな困った質問も、誠実に向き合うことと相手がどうして欲しいのか感じ取り、良い仕事に繋がるような答えを導き出す準備をすることでクリアできると思います。

秘書のみなさん、今日もお疲れ様です!

solla

外資系・日系、大手企業から個人事業まで、幅広く社長秘書の経験あり。どんな困難でも楽しむ事が得意です。
趣味はローラースケート・ゴルフ・ツーリング。

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