オンライン化が進んだ今だからできる!秘書の副業・兼業。その実態は?

秘書のみなさん、はじめまして。
秘書としてパラレルワーク(副業)をしているTomomiです。

副業解禁が進みつつある現在、「秘書の兼業」について気になっている方も多いかと思います。
そこで、今回は私の経験したリアルな話をお伝えしてみたいと思います。
ご参考にしていただければ幸いです!

秘書としての本業(Tomomiさんの場合)

まず、私の本業はというと、特許事務所でIPパラリーガルというものをしています。
少しニッチなお仕事だと思うので、少し説明を加えさせていただきますと……。
IPパラリーガルとは、特許関連の事務や、弁理士の先生などのスケジュール管理といった秘書業務を行うお仕事です。

そして、私は兼業秘書として、本業のほかに4社で秘書として日々働いております。

兼業秘書をはじめた経緯は?

昨今のコロナ禍で、急速にオンライン化が進みましたよね。
かくいう私も、本業での勤務が在宅勤務に切り替わった秘書の1人です。
通勤がなくなったことで体力的に楽になったことと、それに伴い自分の時間ができました。

そんな中「空いた時間で何かできないかな?」とネットで検索をしてみたんです。
そして、完全在宅でできる「オンライン秘書」という仕事があるのを見つけて、早速応募をしてみました。

本業と副業の内訳

メインとなる特許事務所でのお仕事はフルタイム勤務です。
しかし、在宅勤務に慣れてきていることもあり、本業の稼働は1日の内、5時間ぐらいとなりました。
それに対し、副業は1日4時間ぐらいの稼働時間です。

複数社から仕事が入ってきますので、優先順位をつけながら行うようにしています。
急ぎでないものや、平日にあまり働けないときは、週末の早朝の時間なども使いながら上手にやりくりをするのがポイントです。
休むときはしっかり休みも取りながら、メリハリをつけて働いています。

本業の会社へ副業の許可はとったのか?

気になる方も多いかと思うのが、本業である勤務先とのやりとりについて。
私の場合は「内緒で副業する」のはどうしても違和感がありました。
そこで、正々堂々と気持ちよく副業をするために、本業の会社へはきちんと伝えようと初めから決めていました。

しかし、私の職場では副業の前例はありませんでした。
まずは就業規則を確認したところ、会社の規定では「原則副業禁止」!
諦めずに「原則」という言葉に着目し、所長に直談判してみました。

私が兼業をすることによって、会社にもたらすことのできるメリットも含めて熱意を伝えてみると……なんと!意外とあっさり許可がおりました。
さらには「外部で学んだこともどんどん業務に活かしてほしい」とのお言葉までいただいたのです!

私は今、勤務先の許可を得た上で副業をしています。
変な罪悪感もなく、正々堂々とできることが私にとっては1番です。
勇気をもって交渉してみて本当によかったと思っています!

秘書の副業・兼業、3つのメリット

ここからは副業を行うことのメリットとデメリットを紹介していきます!

①知識やスキルの幅が広がる

業務の幅が増えるので、知識もものすごい勢いで増えていきます。
そして、実際に本業に活かすことができていると思います。

「実務に勝る勉強はなし」とはまさにその通り!
実務を行いながら、様々な経験を増やすことできています。
副業に本業のスキルを、本業に副業のスキルを、お互いに上手く作用しあうような相乗効果を感じています!

②新鮮な気持ちを維持できる

関わる会社や人が違うので、仕事に取り掛かるときにいつも新鮮な気持ちでいることができると感じています。

私はどちらかというとルーティーン業務は苦手で、仕事や環境に慣れてしまうと惰性に陥りがちな性格です。
そんな私にとっては、この切替の刺激がちょうどよいスパイスになっています。

毎回どの仕事も新鮮な気持ちで、背筋をピシッと伸ばして業務に取り組むことができています。
両方の業務が上手く作用し合う。これは私にとっては思わぬ副産物でした!

③収入が増える

当たり前かもしれませんが、純粋に少し収入が増えます。
昇給で給料を万単位で上げようと思うと結構難しいですよね。
しかし副業をすることによって、あっという間に収入を増やすことができます!

増えた収入で本を買ったり、マッサージに行ったり、投資に回したり……。
私は自分を癒やすことや、未来のために使うようにしています。

秘書の副業・兼業、2つのデメリット

①慣れるまでは少し忙しくなる

何を始めるにも新しい業務に慣れるまでは、やはり一時的に時間がかかりますよね。
軌道に乗るまでは、どうしても勤務時間が少し長くなります。

でも、慣れてくれば優先順位の付け方も上手くなり、効率よく業務を進めていくコツを見つけることができるはず。
だんだんと、自分の中で時間に区切りをつけて終わらせることができるようになると思います。

②急ぎの対応が少し大変

私の場合は副業として4社、さらにフルタイムで働く本業を掛け持ちしています。
そのため、初期の頃は急ぎの業務が重なるとかなり大変でした。

しかし、この点も慣れていくうちに上手くタスク管理・スケジュール管理・先方との交渉をして乗り越えられるようになっていきました。
最初の頃はできなかったことができるようになっている……!
なんだか自分の成長を感じてとってもうれしいです。

副業・兼業は、こんな秘書さんにオススメ!

いかがでしたでしょうか。
本業として秘書業務をしながら、副業として別の企業の秘書業務を担当する兼業秘書。
個人的には、デメリットよりメリットの方が多いと感じています。

そして、こんな秘書さんに副業・兼業をオススメしたいと思います!

  • 日々の生活や業務に変化がほしい秘書さん
  • 知識やスキルの幅を広げたい秘書さん
  • 新たな人脈作りをしたい秘書さん

もし「何か新しいことをしてみようかなぁ」と思っている秘書さんは、兼業もぜひ選択肢にいれてみてはいかがでしょうか。
本業でも生かせる知識をつけながら収入も増えますよ。
秘書の経験をお持ちの方であれば、それがそのまま生かせる兼業秘書がとってもオススメです!

それでは、秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!

Tomomi

現在、法律事務所のパラリーガルとして勤務する傍ら、フリーのオンライン秘書として5社のクラインアントさんを担当中。
これまでコンプレックスだった器用貧乏が、存分に活かせる秘書の仕事は私の天職です!

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