人前で話すのが苦手な秘書さんへ!スピーチ上手になるための1歩を踏み出そう!

秘書のみなさん、こんにちは! Emilyです。

社会人には、人前でスピーチや挨拶をする機会が巡ってくることもありますよね。

普段は裏方仕事が多い秘書さんたち。
なかには、表舞台で話をすることに苦手意識をもっている方も多いのではないでしょうか?

かくいう私も、その1人です。
以前勤めていた会社では、社内研修の講師役を社員が持ち回りで行うシステムがあったのですが、初めて自分が講師を務めるときには本当に苦労しました……!

そこで今回は、そのときの経験をもとに「スピーチ上手になるための基本」をまとめました!

人前で話すのが苦手な秘書さんや、近々スピーチの予定がある秘書さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

話すスピードに変化をつける!

話す練習として私がまず行ったのは、録音をしながら原稿を読み上げて、どのように聴こえるのかを客観的に確認することでした。
録音された自分の声を聞くのはなんとも言えない違和感があり、とっても恥ずかしいものです。

でも、この方法がもっとも早く上達すると聞いたため、挑戦してみました。

1回目の録音では話すスピードが速すぎてせわしなく、内容が入ってこない……!
遅くすれば良いのかと、2回目はスピードを落としてみるも、今度はなんだか単調な印象に……。

そんな練習をくり返しているうちにふと思い出したのが、学生時代の部活のことでした。
吹奏楽部に所属していたのですが、よく楽譜の要所要所に「あわてない!」「快活に!」などと書き込みをしていた記憶がよみがえってきたんです。

そこで、試しにスピーチの原稿にも書き込みをしてみました。
複雑な説明部分には「ゆっくりと」、アイスブレイクとなる部分には「軽快なトーンで」などとメモ。

その通りに読み上げてみると、話にリズムが出て、以前よりもうんと聞きやすくなりました!

スピーチも音楽と一緒で、リズムや抑揚が大切なのだと実感した瞬間でした!

言い淀みは録音でチェック!

録音を聴いてもう1つ気になった点が「えー」「あの」などの言い淀みでした。
何度も出てくると聴いているほうは気になるもので、「練習不足」「自信がない」という印象を与えることにも……。

私の場合、言い淀みが出るタイミングは「話し始め」が多かったです。
ほかにも、息つぎするときや、何かを思い出すときなど、人によってクセがあるかと思います。

無意識に発しているケースも多いと思うので、録音してチェックしてみることをオススメします!

言葉ぐせもスピーチの印象を左右する……!

私の場合、自信のなさを露呈させる要素がもう1点ありました。
それは「かもしれません」という語尾の言葉ぐせです。

断定的な表現を避けることでスピーチ全体の雰囲気をやわらかくしているつもりでしたが、頻発すると責任逃れをしているような印象や自信のなさを感じさせることに気づいたんです。

そのため、あいまいな表現は序盤の問題提起などの部分に留め、ほかは「私はこう考える」「私はこう思う」という文脈になるように修正しました。

「なんだか頼りない印象のスピーチになってしまう」という秘書さんは、主語を自分にして意見を言い切る箇所をつくると、説得力が増すのでオススメです!

間の取りかたで聴衆を引き込む!

スピーチの中に、聴衆に質問を投げかける場面を設けていたのですが、このシーンにも改善点がありました。
質問を投げかけておきながら、聴衆が考える間もなく、すぐに続きを話し始めてしまっていることに気づいたんです。

これでは、せっかくの演出も台無しに……!

本番では、緊張も相まって余計に展開を急いでしまう可能性があります。
間を取ることを忘れないよう、こちらも原稿にト書きをしておくようにしました。

同様に、重要なことを話すときや話題が切り替わるときなども、適切な間を設けることで、メリハリがついて聴衆を引き込みやすくなるかと思います!

目線を向ける先は予め決めておく!

徐々に話し慣れてきたところで、映像録画によるチェックも取り入れることに。
すると、録音だけでは気づかなかった改善点が見えてきました。

私の場合、もっとも気になったのは目線です。
手元の原稿を見すぎないようにという意識はあったのですが、言葉につまったときに目線が上に泳ぐクセがありました。

大勢の社員の前で話す本番は、なおさらどこを見て良いか分からなくなる可能性があります。

そこで私が行ったのは、研修の座席表を入手して、親しい社員の席に印をつけておくことでした。
原稿と一緒に印をつけた座席表も手元に用意しておき「目線を向ける場所に困った場合はその人たちを順番に見ていく!」と決めて臨んだ本番。

作戦は成功で、不自然に目を泳がせることもなく、安心して話すことができました!

声で笑顔を表現!

私が講師役を担当したのは、コロナ禍で行われた研修でした。
そのためマスクをしての登壇だったのですが、研修後に同僚から「笑顔で話しているのがよく伝わった」と言われたことが印象に残っています。

その同僚に詳しく聞いてみると「マスクで表情は見えなかったものの、声のトーンから笑顔が伝わってきて良かったよ」とのこと。
表情だけでなく、声色や話し方でも笑顔を表現できることを実感しました!

聴衆から話し手の顔が見えないような広い会場で話すときや、舞台の影マイクを担当するときにも応用できると思いますので、機会がある秘書さんはぜひ意識してみてくださいね。

秘書として、さらなる印象アップを目指して

今回は、私の経験をもとに「スピーチ上手になるための基本」をまとめました!
参考になる点はございましたでしょうか。

話し方のクセは人それぞれ。
録音・録画をしてみたり、誰かに聴いてもらったりしながら、客観的にチェックするのがオススメです!

日頃から正しい言葉づかいや丁寧な口調を意識するのはもちろんですが、大勢の前でも堂々と話せるようになれば、秘書としてのさらなる印象アップにつながります!

練習や経験を積むことで、苦手意識を克服してまいりましょう!

それでは秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!

Emily

企業の秘書室に所属し、社長秘書や会長秘書を経験。その後、2023年に独立し、フリーランス秘書へ!働き方やライフスタイルのこと、自分なりの考え方など、企業秘書・フリーランスの両面から幅広いテーマで記事を書いていきたいと思っています!

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