秘書のみなさん、こんにちは!
皆さんは、秘書としてのモチベーションを高く保つのにどんなことをしていますか?
私は通勤の合間や週末の読書が役に立っています。いろいろなヒントを得て上司に提案をしてみたり、試しに実践してみたりして、それが上手くいった時は大きなモチベーションアップにつながります。
毎日忙しい上司のそばで仕事をしていると、色々な場面で「何かお役に立てないか」と思うこと、皆さんも経験されているのではないでしょうか?秘書に着任したばかりの頃でしたら、色々な角度からノウハウを教えてくれる参考書は山ほどありますが、ある程度秘書としての経験を経て、もう一歩高みを目指したいと思った時に違った観点から読むのもひとつの方法だと思います。
今回は私が行っている書籍選びの方法とオススメ書籍のご紹介です!
目次
どんな分野の書籍を選ぶ?
まず、私が行っている書籍選びの方法をご紹介!大きく3つの分野に分けられます。
① 最高のリーダーが読むであろう書籍
秘書として、上司が求めることの2歩3歩先を読んで備えておきたい。上司だったらこんな時どうするだろうか?など、上司の立場に立ってみると、仕事の進め方が今までとはひと味違うものになるのではないかと思います。
② 秘書としての自分・本来の自分を振り返ることができる書籍
「私から秘書を取ったら何が残るんだろう」と思うことありませんか?自分の強みや得意なこと、苦手なことなどをしっかり把握しておくのもとても大切な作業だと思います。自分というものを持って、いつでも、だれにでも説明ができるよう準備をしておくことに役立てています。
➂ 疲れがとれるリラックス本
近所の野良猫の話を描いた短い小説や、旅行、上司の好きなスポーツの雑誌など、雑談の時にちょっとほっこりできるネタを仕入れておきます。
秘書さんにオススメの書籍はこちら!
それでは、秘書としてヒントになりそうな書籍を、いくつかご紹介します!
まずは上司のタイプを把握してサポートに役立つ1冊。
「ストレングスリーダーシップ」(日本経済新聞出版社)
この書籍を選んだ私のテーマは「上司を知る」でした。まずこちらの書籍に関する簡単な紹介文で「あなた」の部分を「上司」に置き換えてみてください。
“あなたの強みを武器に、あなたならではの「リーダーの才能」に目覚めよう。あなたの強みを活かした「人の動かし方」を伝授“
どうでしょうか?紹介文だけでも大いに役立ちそうでワクワクしませんか?
書籍が示す34の強みから、4つのプロセスに沿った、仕事を進めていく上でのヒントが書かれています。普段からしっかり上司とコミュニケーションをとっていれば、上司と重ね合わせて読み進めていけるはずです。
この書籍から、以前上司だったHさんは「最上志向(Maximizer)」が強みだということがわかりました。つまり個人や集団の優れた部分を見極める事が得意で、それを最高のものにしようとするタイプでした。読み進めていくうちに、いつの間にか「上司の為に自分ができることは何か」を考えていました。
そこで私がしたことは、部下との一対一の時間を持って、各自の才能を見極めていただこうと思い立ち、30分ずつの1on1 (個別面談)の時間を設けました。これが何と大成功!!
プロジェクトごとに、チーム内の人の配置はまさに適材適所!チーム全員が才能をフルに活かし、誇らしげにプロジェクトを完了させる場面を何度も見ることができました。
この書籍では、最後にウェブテストを受けることができますので、上司だけではなく、将来リーダーになり得る自分自身の強みも知ることができます。
もしかして秘書としてインフルエンサーになれるかもしれませんよ!
「自分を知る」ためにオススメの1冊
次のテーマは「自分を知る」!
大人の女のキャリア計画 (海と月社)
通りかかった本屋さんで、ふと目に留まった書籍です。
“マッキンゼーの女性コンサルタント直伝。人生の手綱、自分で握ってますか?“
帯に書かれたこの言葉に興味がわ湧き、読むことにしました。
序章から納得できることがいくつも出てきました。秘書として、いつも人のために働き、人のために考えてきました。いつも上司が主人公で、またそんな自分が好きだったりもしてきました。この本で、たまには自分を主人公にして振り返ってみようと思ったわけです。たくさんの実例と共に、読み進めていくうちに何だか勇気が湧いてきました。
特におもしろいと思った部分は、本編の早い段階で自分の強みをわかりやすく知ることができ、読み終えるころに自分の強みであると思う部分が変わっていたことです。自分の強みを思い違えていたか、または本を読んでいくうちに自分の中で小さな変化が起きたのかもしれません。本編にも「強みは時間と共に変わる。それはあなたが成長している証拠」とありますので、自分にブレがあるわけではないんだと、ちょっと安心しました。
読み終える頃には、「自分から“秘書”をとったら何か残るだろう?」なんて質問は消えてなくなります。凛とした人でいられるようになるかもしれません。
ちょっとした工夫で秘書の日常に変化を!
また、これは余談なのですが、以前私と上司との相性があまり良くなかった時、何もかもが上手くいかずに、言いたいことも言えなくなってしまった時がありました。
そんな時にとった行動は朝の挨拶の音程を変えること。「なにそれ?」を思われるかもしれませんが、何かに悩んだ時にはやってみる価値はあると思います。
「おはようございます」の音程をミ♪からソ♪に変えてみたんです。これは何気に上手くいきました。上司との朝の会話が少しずつ持てるようになり、ちょっと働きやすくなりました。
当たり障りのないミ♪から気持ちよく届くソ♪へ。だまされたと思ってやってみてはどうでしょうか。ちなみにこれを思いついた書籍はこちら。
“口ベタ”でもうまく伝わる話し方 (PHP新書)
その頃は、よほど悩んでいたんだと思います。この本では悩みは解決しませんでしたが、ヒントはしっかりもらって、役立てました。
いかがでしたか?
ここにご紹介したものは、あくまでも私が読んでヒントにしてきたものです。どんな書籍でも読み方によってはヒント満載の一冊になるかと思います。いろいろな観点から次に読むべき書籍を選んでみてはいかがでしょうか?
秘書のみなさん、今日もお疲れ様です!
外資系・日系、大手企業から個人事業まで、幅広く社長秘書の経験あり。どんな困難でも楽しむ事が得意です。
趣味はローラースケート・ゴルフ・ツーリング。
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