秘書のみなさん、こんにちは! HisholioスタッフのChiyoです。
「ハラスメント」という言葉もかなり一般的になりましたよね。
最近ではたくさんの「ハラスメント」がオフィス内に発生していると聞きます。
もしも秘書さん自身がセクハラ・パワハラを受けた時、社内でそういった現場を目撃した時、どうすればいいのか……。
正しい知識があれば、泣き寝入りすることもなく、オフィス環境構築の手助けができるかもしれません。
まずは気づくこと、そして行動すること。
そのきっかけになれればということで、今回のセミナーを開催しました!
目次
講師のご紹介
本日の講師は、アイリス法律事務所の山崎新先生。
大学では心理学を専攻。社会人として働いた経験を経て弁護士に転身されました。
現在は大学で学んだことや社会人として勤務した経験を活かし、女性のための弁護士として離婚・DV、セクハラ、性暴力などの分野に積極的に取り組まれています。
また、「性別に関わらず生きやすい社会を創りたい」という想いを持って、現在は市民や支援者向けの講演も行っていらっしゃいます。
このようなお話を伺いました!
山崎先生の「法律という武器を持つことで働く女性がパワーアップして自信を持てるようになってほしい」「トラブルを未然に防ぐことにつなげられれば」という想いがいっぱい詰まったセミナーでした。
基本的な知識から実際の判例、社会的な構造の問題まで幅広いお話をいただきました。
- ハラスメントの種類
- 様々なハラスメントの事例
- セクハラにあたる行為や生み出す構図
- パワハラと業務指導の違い
- パワハラが起きる原因と予防策
- マタハラとは何か
- ハラスメント行為が被害者にどのような悪影響を与えるか
- すべての会社(事業主)に課せられている措置義務とは
- どのように対処していけばいいか
- LGBT・性的マイノリティについて
それではここからは、教えていただいたことをいくつかピックアップしてご紹介していきたいと思います。
冗談では済まされないセクハラ
秘書のみなさん、「これってセクハラでは……?」と感じた経験はありませんか。
セクハラの基準は行為者ではなく、された側がどう感じるか。
相手が望まない性的な言動は全てセクハラにあたります。
それは職場以外の飲み会や出張先でも同じこと。
そもそも性的な言動は職場においては不要ですよね。
セクハラと言えば下品な冗談、しつこくデートに誘ってきたり、連絡先をきいてきたり……というイメージがありますよね。
それらは当然セクハラに当たりますし、他にも「早く結婚しろ」「彼氏はいないのか」なんて軽口も、された側が不快に感じたならばセクハラです。
「これってセクハラでは……?」と感じた時点で、それはもうセクハラと言っていいでしょう。
パワハラと業務指導の違いとは
厳しい上司を担当していて「これってパワハラなの?ただの指導なの?」と悩んでいる秘書さんもいらっしゃるでしょう。
業務上で必要な指示や注意は、たとえ厳しい指導であっても「業務上の適正な範囲」と認められる限りはパワハラに当たりません。
例えば、アポイントの時間を間違えて厳しく叱責されたとしても、それだけではパワハラとは言えないのです。
しかし「お前とは仕事をしたくない」「役立たず」などと攻撃したり、それが日常的に繰り返されている場合はパワハラになり得ます。
でも、もしかしたらあなたも誰かにパワハラをしているかも……?
そうならないためにも、攻撃ではなく自分の要望を伝えること・相手を見て接し方を工夫することを心がけたいですね。
パワハラを起こさせない環境づくりは、円滑な職場コミュニケーションからです!
大事なのは、少しでも早く誰かに相談すること
嫌なことは嫌だと言うのは当然の権利です。
人格を否定されたり、身体に触れられたりするのを許す必要なんてありません。
被害が拡大する前に何とかその状況から逃げられるように、勇気を持って相談しましょう。
例えば会社のハラスメント相談窓口に相談したり、社内の人に言いづらい場合は労働局の雇用環境・均等室に援助を求めることもできます。
自分を守るためだけではなく、秘書として社内環境を整えるためにも覚えておきたい知識です。
その相談先の候補として、法律事務所という選択肢もあります。
今回お話をいただいた山崎先生が所属されている事務所「アイリス法律事務所」は、女性弁護士による女性のための法律事務所です。
公式サイトでは「様々な問題やトラブルに思い悩む女性たちが、安心できる、ほっとできる場所でありたい」というスローガンを掲げています。
アイリス法律事務所では、今回お話いただいたハラスメント被害はもちろん、離婚問題やDVといった問題も解決に導いてくださいます。
女性として生きにくい問題を抱えてらっしゃる秘書さんがいらっしゃいましたら、お話に行かれてみてはいかがでしょうか。
セミナーを受けた秘書さんたちの感想
- なかなか弁護士の先生にお話を伺える機会がなかったので、貴重なお話を拝聴することができ、大変参考になりました。ありがとうございました。
- これから秘書はハラスメントについて持った学ぶことが必要と感じた。秘書がセーフティネットになることで、上司、会社も想定外のトラブルを避けることもできるのはないでしょうか。
逆に知識を持つことで自分を守ることもできるので、これから少しハラスメントの知識を深めたい。 - 今日はとても勉強になりました。ハラスメントについて講座を聞くのは初めてでした。知らないと使えない。本当にそうだなぁと思います。ありがとうございました。
- 自分自身や後輩が悩むことがあった時、きちんと言うよう心がけます。本日はありがとうございました。またよろしくお願いいたします。
ご感想について、山崎先生よりアンサーをいただきました!
『今日はみなさんがとても真剣に聞いてくださったので、私も楽しくお話をすることができました。
秘書さんが会社や上司のセーフティネットになるってすてきな発想ですね。
こんな感覚を身に着ける秘書さんが増えてきたら、もっと秘書の重要性が増すし、社会的な地位も上がっていくと信じています!』
最後に
これからもHisholioでは、秘書のみなさんに役立てていただけるセミナーやイベントを開催予定です。
また、セミナー・イベントに関してはメルマガ会員の方に先行ご案内をさせていただいております。
(メルマガ会員さま限定の交流会も開催予定!)
登録がまだの方は、ぜひこの機会にいかがでしょうか。
それでは秘書のみなさん、今日もお疲れ様です!
Hisholio編集部技術メンバー。デザインや技術的なことを担当しています。
秘書経験はないのですが、Hisholioで培った経験を活かし、秘書の皆さんに役立つ情報をお届けできればと思います!
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