秘書のみなさん、こんにちは!Mayuです。
突然ですが、みなさんワインはお好きですか?
私は最近その美味しさが分かるようになってきたところです。
役員の方と接する機会が多いと、ワインの話題もたくさん出てきますよね。
贈答品や手土産として手配をするだけでなく、お客様との会食前にお店にワインの注文を入れておくケースもあるかと思います。
秘書業務の中でたびたび登場する「ワイン」。
話題を振られても困らないよう、今日は一緒に「ワインの基礎知識」を勉強していきませんか?
もちろん私はワインの専門家ではないので、今回は秘書として、私が知っているワインの知識をお裾分けできればと思います。
もっと詳しく知りたい方はぜひご自分でも勉強してみてくださいね!
目次
秘書として「ワインの基礎知識」が必要だと思ったきっかけ
正直、ワインが美味しいと思うようになった今も知識は浅く、飲んだときの風味や味が良ければ結果オーライな私。
しかし、かつては今以上に知識がなく、「赤=重い」「白=軽い」くらいのイメージしかありませんでした。
そんな私が担当していた上司はワインにとっても詳しく、ワイン好きなお客様との会食では、その方の好みに合ったボトルがあるかをお店に事前チェックをする程の徹底ぶりでした。
あるとき、外出中の上司から電話で「明日会食するお店に、参加者が全員揃ったら、カベルネソーヴィニヨンのおすすめワインをいくつか持ってきて欲しいと伝えておいて」という指示を受けた私。
ワインに詳しくない私は初めて聞いた「カベルネソーヴィニヨン」という単語をなぜか「軽め」と聞き間違い、
お店に軽めのワインをご用意頂くよう依頼をしてしまったのです!
翌朝、上司に「お店に軽めのワインご用意頂くようお願いしておきました!」と報告をすると、
「え!軽めじゃ逆だよ!カベルネソーヴィニヨンだよ?」と驚く上司。
「カベルネ…。すみません、お店に電話します!」と執務室を飛び出した私。
お店への電話中に「カベルネ ワイン」とネット検索をすると、「カベルネソーヴィニヨン=重厚で飲みごたえのあるワイン」と衝撃の文字が!
無知ゆえの勘違い!
さらに見事なまでに意味も真逆!
なんとかお店には、ワインを変えて頂きましたが、どこか気まずさの残る出来事となりました。
思い出話が長くなりましたが、このとき痛感したのは「上司が嗜むものの基礎知識は持っておかないと!」ということ。
秘書業務の中ではもちろん、プライベートでも使える知識なので、ぜひ一緒に覚えましょう!
秘書的ワインの基本1:赤ワインと白ワインの違い
赤ワインは皮が黒い「黒ぶどう」で作られたワインです。
①フルボディ: 重い・渋味・濃厚
②ミディアムボディ : 渋味、酸味が程よい・色はフルボディとライトボディの中間色くらい
③ライトボディ : 軽い・初心者向け・色が薄い・サラッとしている
簡単に説明すると、上記のように3つに分けられます。
一方の白ワインは基本的には黄緑色の皮の「白ぶどう」が使われたワインです。
皮や種を除いてから発酵させるため、色が透明に近い黄色や薄い黄緑色になります。
①甘口系 : 発酵を途中で止めて甘みを残しているもの。色が濃く、まろやかな味わい
②辛口系 : ぶどうの実を発酵させたワイン。色が薄く、引き締まった味わい
白ワインは上記のように2つに分けられるかと思います。
これだけの知識だけでも、お店の人になんとなくの好みが伝えられますね。
秘書的ワインの基本2:ボルドータイプとブルゴーニュタイプ
赤ワインだと、主にフランスのボルドー地方とブルゴーニュ地方に高品質な商品が多かったため、この2つでタイプ分けがされているようです。
ボルドーのワインは2種類以上のぶどうから作られていて、ボトルの形がいかり型なのが特徴。
ブルゴーニュのワインは1種類のぶどうから作られていて、ボトルはなで肩の形をしているのが特徴です。
そして、赤ワイン用に栽培されているぶどうの品種に、トラウマ(私だけ)の「カベルネ・ソーヴィニヨン」や「ピノ・ノワール」などがあるのです。
秘書的ワインの基本3:ぶどうの品種について
ぶどうの品種は世界中にたくさんありますが、まずはこの5つを基本として覚えておきましょう!
赤ワイン(黒ぶどう)は3種類。
①カベルネ・ソーヴィニヨン : 赤ワインに使われる黒ぶどうの中で一番有名。力強く重みがあり、ぶどうの渋味の元となる「タンニン」の風味が強い。軽めの真逆。
②メルロー: 世界中で広く栽培されている品種。タンニンや酸味が穏やかで、初心者の方にもおすすめの優しい味わい特徴。
③ピノ・ノワール: フランスのブルゴーニュ地方で主に栽培されている品種。タンニンが少なくなめらかな味わい。ベリー系で栽培される国によって味が変わりやすい
白ワイン(白ぶどう)は2つ。
①シャルドネ
世界中で栽培されている、最も有名な品種。基本的にはキリッと辛口だが、土地や気候の影響を受けやすく、同じ品種でも世界で味わいが異なるのが特徴
②ソーヴィニヨン・ブラン :
ハーブの香りが特徴。軽やかで心地いい飲み口。サラダに合う。栽培される地域によって風味が異なる
この5つを覚えれば、聞き間違いもなく、上司ともいい感じにワインの会話ができるようになるはず!
ワインと料理を合わせるときのポイントは!?
ワインを選ぶときのポイントは「どんなお料理をいただくか」です。
ワインとお料理の相性を「結婚」に例えて「マリアージュ」と言いますが、要は組合せが重要ということ!
「なんだか苦いな」と感じるワインも、別のお料理と合わせるととても飲みやすくなることがよくあります。
合わせるものによって、味や風味が劇的に変わるのがワインの特徴。
味の良さをお互いに引き出し合う組み合せが存在するのです。
ここでは3つのポイントと、最後に裏技を1つご紹介しますね。
マリアージュの基本1「色」
ワインは肉や魚などメイン料理に合わせる、ともよく言われますが、食材やソースの色で合わせると間違いがないとも言われています。
クリーム系やレモンを使った料理、白身の魚には白ワインを、トマトソースやデミグラスソースを使った料理、赤身の肉には赤ワインといったイメージです。
マリアージュの基本2 「味の重さ」
お料理の味付けもワインを選ぶ重要なポイントです!
濃い味付けの重めな料理には、飲み応えのある重めなワイン、あっさりとした料理にはスッキリとした軽めのワインを選びます。
他にも柑橘系の食材を使っている料理には、柑橘系の香りあるワインなど、お料理とワインのタイプを合わせることで、一貫性のある味わいとなり、相性の良い組み合せができ上がります。
マリアージュの基本3 「産地」
水や風土など、同じ環境で作られた食べ物と飲み物は相性が合うとされています。
「〇〇地方でよく食されるお料理」ならば、その土地のワインと合わせる、という具合です。
日本だと、九州のお料理にはその土地の焼酎や日本酒を合わせる、といったイメージでしょうか。
代表的なものとしては、チーズが当てはまり、その土地のチーズとワインを合わせるのは鉄板技です。
マリアージュの基本4 「スパークリングワインは救世主!」
もしもお食事とワインの相性に困った場合は、スパークリングワインを合わせるという手があります。
他のワインより食材とのアンマッチが少なく、シュワシュワの炭酸と少し控えめなアルコールの味で料理の味を引き立ててくれますよ。
秘書はワインについて学べる機会がたくさん!
「ワインの世界」いかがだったでしょうか?
知っているだけで上司との会話の幅も広がりますし、知識が多ければ多いほど、仕事にも役立つと思っています。
秘書の仕事には大変なことも色々ありますが、知識と経験が豊富な方たちと一緒に仕事をし、他の職種にはない経験ができるお仕事だと思っています。
秘書になったのなら、これは絶好のチャンス!
上司の仕事を全力でサポートしながら、自分自身も経験と知識を増やして、公私ともにより深みのある人間になっていきましょう。
と言いながら、私もまだまだ必要な知識を増やしていかねば、と思う今日この頃(笑)
お互いにがんばりましょうね!
秘書のみなさん、今日もお疲れ様です。
一部上場企業で8年間、アシスタントから社長、会長秘書までを一通り経験しました。
汗と涙と笑いに満ちた秘書ライフで得た知識と経験は一生の宝物です!今は退職をし、ライターとして情報を発信する仕事に挑戦中。趣味はサイクリングとベリーダンス。宝物は愛猫です。
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