リモートワークの秘書さん必見!公衆Wi-Fiを安全に利用するためのポイント解説

秘書のみなさん、こんにちは! Emilyです。

近年、多くの企業がフレキシブルな働き方を推進していますよね。
Hisholioをご覧の秘書さんの中にも、リモートワークをされている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

場所にとらわれずに仕事ができる柔軟性は、リモートワークの大きな利点の1つ!
今はカフェやコワーキングスペースなどさまざまな場所で公衆Wi-Fiが提供されているので、とても便利ですよね。

しかし、自宅以外の場所で仕事をする場合、セキュリティへの懸念もついて回るもの……。
仕事上の重要なデータや情報を扱うのであれば、セキュリティ対策をしっかりと行うことがなおさら重要です。

そこで今回は、リモートワークの秘書さんに向けて「安全に公衆Wi-Fiを利用するためのポイント」をわかりやすく解説いたします!

私自身、さまざまなネットトラブルに巻き込まれた経験が……

実は私も、以前はネット上でのセキュリティに関する理解が不十分で、今振り返れば危険な使い方をしていたと反省しています。

当時はリモートワークをしていなかったので、プライベートの範疇ではありますが、迷惑メールや通販詐欺、SNSアカウントの乗っ取りなど、さまざまなネットトラブルに巻き込まれた経験があるんです……。

最近になってリモートワークをする機会が増えたことをきっかけに、改めてネット上のリスクや適切なセキュリティ対策について学び直し、今では自己防衛を心がけるようになりました。

以下に具体的な反省点や対策をご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです!

本物そっくりの「偽アクセスポイント」に注意!

カフェなどで公衆Wi-Fiを利用する際、スマホやパソコンで接続したいアクセスポイントを選択しますよね。
この際、同じ名前(もしくは似た名前)のアクセスポイントが複数表示されることがあります。
実はこれ、悪意のある第三者に設置された「偽アクセスポイント」が紛れている可能性があるんです……!

かつての私は深く考えずに適当に選んだアクセスポイントに接続していたのですが、これはとても危険な行為!

偽アクセスポイントに接続してしまうと、入力したIDやパスワード、メールアドレスなど、大切な情報が盗まれてしまうリスクがあるためです。

そんなリスクを最小限にするために、今では以下のことを意識するようになりました!

  • 接続しようとしているアクセスポイントの名前が、公衆Wi-Fi提供者(お店など)が公式に案内している名前と同じか確認する
  • 同じ名前のアクセスポイントが複数存在する場合は、公衆Wi-Fi提供者(お店など)に正しいものかどうか伺い、安全性の確認が取れてから接続する
  • 公衆Wi-Fiの利用開始時にIDやパスワード、メールアドレスなどの情報入力画面が表示される場合、その画面のアドレス欄に表示されるドメイン名全体が正しいものになっているか(誤字などの違和感がないか)を確認する

上記のような確認を行い、少しでも違和感や不審な点がある場合は、そのアクセスポイントには接続しないほうが安心です!

暗号化されたネットワークか要確認!

では、正規の公衆Wi-Fiに接続できれば安心かというと、必ずしもそうではありません。

スマホやパソコンなどの端末とWebサーバーとの間の通信が暗号化されていないと、悪意のある第三者に通信内容を覗かれてしまったり、改ざんされてしまったりするリスクがあるためです。

このリスクはWi-Fiを使わない場合でもいえることではありますが、とくに公衆Wi-Fi利用時は周囲の第三者が容易に電波を受信できる状況にあるため、よりその危険性が高まってしまいます。

そこで、公衆Wi-Fi利用時の必須項目として意識しておきたいのが「HTTPS通信」です。
HTTPS通信を使えば、手元の端末から通信先のWebサイトまでが暗号化されるため、通信内容が保護されます。

通信の確認方法は簡単です!
ブラウザのアドレス欄を見てURLが 「https://」から始まっているか、URLの前に鍵マークが表示されていればHTTPS通信を利用しています。

現在はほとんどのWebサイトがこのHTTPS通信になっているはずですが、よく使うサイトなどは改めて点検してみることをオススメします!

パスワード管理アプリを活用!

セキュリティ上のリスクが高いとわかっていながら、便利さや効率性を優先して「パスワードの使い回し」をしてしまっている秘書さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

私も以前は、覚えやすいシンプルなパスワードを複数のサイトで使い回していました。
案の定、アカウントの乗っ取りやクレジットカードの不正利用の被害を受け、大変な思いをした苦い経験があります……。

そこで利用し始めたのが「パスワード管理アプリ」です!

パスワード管理アプリとは、複雑なパスワードを自動で生成し、さらにそれを記憶して自動入力までしてくれる優れもの!
マスターパスワードを1つ覚えておくだけで、複数のオンラインアカウントのパスワードを安全かつ効率的に管理・入力することができるんです!

私は仕事でのファイル共有に『Dropbox』を使っているため、パスワード管理アプリも同社が提供する『Dropbox Passwords』を利用しています。
他に有名なところでは『1Password』などが人気のようです。

ご興味のある秘書さんは、価格や機能を比較しながら、ご自身に合ったアプリを見つけてみてくださいね。

参考

最近よく聞く『VPN』ってなに?

前述のようなポイントに留意して公衆Wi-Fiを利用していたとしても、セキュリティリスクを完全に排除するのは難しいもの。
さらなる対策を求める秘書さんは『VPN』の導入を検討されても良いかもしれません。

『VPN』とは「Virtual Private Network」の略で、インターネット上でデータを安全に送受信するための仕組みです。
リモートワークの普及に伴ってその重要性が注目され、利用者も増加しています。

わかりやすく例えると、スマホやパソコンなどの端末とWebサーバーとの間にトンネルを構築し、トンネルの外にいる第三者からは中が見られないようにするイメージです!

さらに、トンネル内でやりとりされるデータも暗号化し、箱に詰めて鍵をかけてくれるので、より高いセキュリティが確保されます。

無料で提供されているVPNサービスもありますが、信頼性や通信速度等の使用感を鑑みると、有料サービスの方が安心かつ便利に使えてオススメです。
2年契約などの長期プランを選ぶことで、月額料金を抑えることもできますよ。

私も今後リモートワークが本格化したら、VPNの導入を検討するつもりです!
候補にしているのは大手の『NordVPN』や通信速度に定評のある『ExpressVPN』など。
両社とも、ユーザーの個人情報やオンライン活動についてのログを記録しない「ノーログポリシー」を謳っているので、情報の流出防止に優れている点でも安心です!

VPN導入の必要性や重視すべき機能は、業務内容や情報の扱い方によっても異なるかと思いますので、ご自身のニーズや職場のポリシーを踏まえて検討してみてくださいね。

参考

秘書として、新たな対策を学び続ける姿勢を

今回は、リモートワークの秘書さんに向けて「安全に公衆Wi-Fiを利用するためのポイント」を解説いたしました。
身近なリスクを知り、セキュリティへの意識を高めるきっかけにしていただけましたら幸いです。

ネット上に潜むセキュリティの脅威は常に進化しており、今後また新たな手口が現れるかもしれません。
私自身も、常に最新の情報にアクセスし、対策を学び続ける姿勢を大切にしたいと思っています。

情報を適切に保護して安全に仕事を続けるために、これからもセキュリティに対する高い意識をもち続け、適切な対策を継続してまいりましょう!

それでは秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!

Emily

企業の秘書室に所属し、社長秘書や会長秘書を経験。その後、2023年に独立し、フリーランス秘書へ!働き方やライフスタイルのこと、自分なりの考え方など、企業秘書・フリーランスの両面から幅広いテーマで記事を書いていきたいと思っています!

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