秘書のみなさん、こんにちは! Emilyです。
社内評価において「定量的評価」と「定性的評価」という言葉を耳にしたことはありますか?
たとえば、売上や目標達成率といった数値で測る定量的評価に対して、チーム内での信頼関係やコミュニケーション能力など、数値では表しにくい面を評価するのが定性的評価です。
秘書のようなサポート職では、業務特性によって定量的な目標を立てにくいケースもあり、評価が不明瞭になりがちですよね。
そこでキーとなるのが定性的評価!
これらを上手に使うことで、社内での評価をより高めやすくなります。
そこで今回は、私自身の経験を交えながら、定性的評価のポイントと、その攻略法についてお伝えしたいと思います!
目次
定性的評価の具体例
定性的評価は、目に見える数値ではなく、業務における行動や姿勢、周囲との関係性といった「質」を評価するものです。
「上司の業務をどれだけ効率的に支援できたか」や「チームメンバーが働きやすい環境を作り出すための貢献度」などが含まれます。
たとえば、上司から秘書に対する「この人がいると安心できる」という評価。
こうした感覚的な評価は、定量的に表すのが難しい反面、職場の円滑な運営に大きく影響しますよね。
ただ、定性的評価の基準は曖昧なことが多く、評価者によって何を重視するかが異なるケースが多いかと思います。
ある上司は対応力や柔軟性を重要視するかもしれませんし、別の上司は創造性やアイデア提案を評価する場合もあります。
この曖昧さを上手く利用し、自分の得意や強みを評価基準にすることが、攻略のカギとなります!
自分の得意や強みを明確化し、評価基準に!
それでは、どのようにして定性的評価を攻略すれば良いのでしょうか。
私は、自分の得意や強みをしっかりと把握することから始めました。
そして、その長所に「ポイントを絞って」上司に戦略的にアピールをしていきます。
たとえば、私の場合は「職場雰囲気への貢献」が強みの1つだと自負していました。
こうした些細な特性は、最初は見過ごされがちですが、強みとしてくり返しアピールすることで、上司の意識に刷り込むことが可能です。
私は定期面談や報告の度に、以下のように上司にアピールをしていました。
「○○さんのモチベーションが気になったので、個別に声をかけました」
「チームの小さな達成を称賛する機会を作り、忙しい時期にもチームの士気を高めました」
これをくり返すことで、上司の中に「彼女は職場の雰囲気作りが上手い」という評価基準が自然と形成されやすくなるんです。
上司に強みを認識してもらうためのアピールのコツ
上司に強みを認識してもらうためには、定期的なコミュニケーションの中で自分の成果を伝えることが大切。
ただし、押しつけがましい形ではなく、あくまで自然に、具体的な事例を挙げながらアピールするのがオススメです!
私は、毎月の面談で以下のように具体的なエピソードを交えながら報告することを心がけていました。
「今月異動してきた○○さんが早く職場に馴染めるよう、業務マニュアルを作成して業務の流れを分かりやすく説明しました。
初めの1週間は毎日フォローアップの時間を設け、困りごとや不安な点をヒアリングしたところ『業務の進め方が明確になり、自信を持って取り組めそう』と前向きな反応もあり、安心しています」
また、これに加えて「次回はさらに〇〇を意識して取り組みます」といった前向きな姿勢を示すことで、単なる実績報告に留まらず、自己成長への意欲もアピールできるのでオススメですよ。
上司に「比較意識」を持っていただけたら大成功!
強みを定期的に伝えることで、次第に上司も「他の人はどうだろう」と考えるようになるかと思います。
こうした比較意識を上司に持っていただけると、自然と自分の評価基準が社内の土俵としても定着していきますよね。
私も、チーム内での立ち回りをアピールし続けた結果、上司が「次回のプロジェクトでは彼女にリーダーを任せてみよう」「他の人でもこの基準を満たせるか確認してみよう」と、意識的に比較をしてくださる場面が増えたように感じます!
長期的な視点で取り組むことが重要!
定性的評価は、感覚的な側面が多い分、自分から働きかける余地も大きいのが特徴だと思っています。
評価基準が曖昧なことを逆手に取り、自分の得意分野や強みを上司の意識に少しずつ刷り込んでいくことで、評価の軸を自分の強みに近づけることが可能です。
また、こうした努力を日々続けることで、評価を受ける際の不安が減り、自信を持って働けるようになるかと思います。
定量的な目標が設定しにくい業務であっても、自分自身の強みを武器にして職場での存在感を高めることができたら良いですよね。
仕事に対する姿勢や行動が評価者にどう伝わるかを意識しながら、長期的な視点で取り組むことが、定性的評価の攻略につながっていきますよ。
自信を持って評価に向き合おう!
今回は、私自身の経験を交えながら、定性的評価のポイントと、その攻略法についてお伝えしました!
参考になる点はございましたでしょうか?
定性的評価は、一見曖昧で捉えどころがないように感じるかもしれません。
しかし、自分の得意や強みを上手くアピールしていくことで、評価基準を自分に有利な形に変えていくことができます!
定量的な目標が設定されにくい秘書業務だからこそ、言葉やエピソードでもしっかりとアピールを行い、自信を持って評価に向き合ってまいりましょう!
自分の価値をしっかりと伝えることで、上司の信頼を得られるだけでなく、キャリアアップの可能性を大きく広げることができますよ。
それでは秘書のみなさん、今日もお疲れさまです!
企業の秘書室に所属し、社長秘書や会長秘書を経験。その後、2023年に独立し、フリーランス秘書へ!働き方やライフスタイルのこと、自分なりの考え方など、企業秘書・フリーランスの両面から幅広いテーマで記事を書いていきたいと思っています!
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